マンガの感想編

この世界は不完全すぎる 2

2巻もおもしろかった。ゲームのデバッガーがゲーム内からログアウトできなくなる話。
この人のマンガ「将棋指す獣」しか読んだことないのでよく知らんけど、「将棋指す獣」でも主人公がデバッグのバイトをしていたし、経験があるからか?その辺の根拠がしっかりしているので読んでいて面白い。

メタモルフォーゼの縁側 5

最後までおもしろかった。
「BLマンガが好きな年齢の違う2人」という題材、かなり安っぽくなってしまいそうなものなのに下世話にならない。センスが良い。
不用意な部分が一切ない感じ。純粋にマンガがおもしろい。
うららさんは若いから人生を生きるのにすごく疲れるし、市野井さんは老いているからひょうひょうとしていられる。
バランスが良かったな。

兎の森 2

兎の森 2 (HertZ&CRAFT)

兎の森 2 (HertZ&CRAFT)

1巻よりも物語がさらに凶悪になっている
志井はただの能天気ではなかった。実はめちゃめちゃ狂っているんだ。感情があまり顔に出ないところもこわくてすき。
環のことを無理矢理襲うシーンとか、志井が出たあとの部屋の暗さだとか
はっとするおっかないシーンが多くて、うすら寒さが漂っている感じがすごく好み。
このくらいの重さのあるBLはすき。

片道映画一本分

片道映画一本分 (EDGE COMIX)

片道映画一本分 (EDGE COMIX)

これめちゃ良かったな
ほのぼのBL。こういうのが読みたかったんですねえという感じ。
最初から始まっているのに最後までなにも始まらなかったところが良かった。
「メシを食いに行く」というあたりまえの事さえも思いつかなかった2人の、名前の付かない関係性がすごく良かった。

チェンソーマン 10

10巻がおもしろくなかったのって私がマキマのことを全然すきじゃないからかもしれない、
とおもったが、なんというか消化試合って感じの巻だった。
最終巻出るまで置いておけば良かった。

下のほうの兄さん

下のほうの兄さん

下のほうの兄さん

令和の時代に?安永航一郎の新刊が?!?
帯の「日本全国の百合にあやまれ!!」がすべての答えだった。
天才だ。

地図にない場所 1

相変わらず良かった。
こういうルールが何も通用しない人が出るお話は読んでいて気持ちが良いよね。
世界はきらきらしているんだなあと思う。
普通の男の子を描くのが上手。
小言を言われて、冷蔵庫をバタンとしめる程の度胸はあるけれど、すぐに大きい音たっちゃってごめんと言ってしまう。その程度の度胸。
そういう「普通」を描くのが上手い。


同棲ヤンキー赤松セブン 3

ぎこちないけど真摯さしか伝わって来なくて、最後まで好感の持てるマンガだった。
奥嶋先生の、良い意味でかなり「男くさい」セックスの描き方が、すごく丁寧で、思わず「がんばえー!」と応援したくなる気がして良かった。
あとなんか実は大変な展開になっていて、これ3巻でまとめられたのすごくないか?
1巻は様子見、2巻はちょっと大丈夫か?という感じだったけど3巻は良かったな。
ただの話題性としてでなく単純におもしろく終わったので安心した。
SHOOWAと奥嶋ひろまさ掛け合わせようと思った人、改めてすごい。
どこまでがどっちがやってるのか分からないけど、奥嶋先生は戦いの中で成長するタイプな気がするので断続的にBL描いてくれるといいな。

事件はスカートの中で 2

1巻読んだとき展開によるなーと思って2まで読んだ。
2巻は2人のことがもう少し掘り下げられている。
もっと押見修造的な展開になるならやめようと思ったけど、ちょうど良い感じ。
2人とも普通に仲良くなっててそれが良かった。

転がる姉弟 1

転がる姉弟(1)

転がる姉弟(1)

団地ともお的なやつで良かった。
ユリちゃんすき。
スライムってやっぱ最強コンテンツなんだなと思った。
装丁が円と球。BL以外もやっていたのか。

ほしとんで 4

相変わらずずっと面白い。
18から20話で扉絵が連続してるの良いな
「適当」なのかもしれないけど分かりやすくて読みやすい。
キャラ立ちは最初からしてるのにみんなどんどん容赦なくなってく感じが良い。
ちょっとずつ時が流れてる感じがすき。