爆譚

恐ろしい闇のように
破壊される川のように
汚濁が充満し、
小説の原稿を十万で売る
かつての喜びを全部無駄にするようなことは無い。
絵が下手だから描く抽象。
文章が苦手だから書く詩。
ちやほやされたい短歌。
間違ったことは何もない。
それはただすべてひっくるめて
地中深くへと沈む絵画となる。