怪談実話 黒い百物語
- 作者: 福澤徹三
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2012/01/23
- メディア: 文庫
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福澤徹三の怪談はいつも正しい怪談、という感じである。
ようするにいつも通りであった。
株価を訪ねる男
電話で株価を訪ねる幽霊とか初めてみたわ
食卓
なんだかさっぱり分かんない話。
家と外を隔てる「扉」は容易に開けてはいけない。
「ふぁんふぉーん」というチャイムが恐ろしさを引き立てる。
金魚
短いが不気味なお話。
ある1行に恐怖を込めるのが、哲はお上手。
黒いひと
とにかく黒い。
また、黒いひとがこちらを見ている、というだけではない、
いろいろな不可解が重なって、4重ぐらいの不愉快感が良い。
そして偶然にも解説は穂村弘。