その灰ごと貴様にくれてやる

本来なら金曜も土曜も別の場所で別のライヴを観ているはずだったんだけど、
なんだか気付いたら豊島区にいた。
正しい人の選択をしたと思う。

THE BLACK SWAN 東名阪ツーデイズワンマンツアー 「目下の聲」

10月20日@池袋EDGE

気迫迫るライヴだった。
とても良かったが苦しかった。

割と最初の方で新曲やった
デルタの最初の方で一人ひとりにスポットがあたるところがとてもカッコイイ。
モッシュしながらオイオイと声を出せと要求されたのですごいなーと思った。

儿さんが、“悲しみと後悔”と歌いながら
あのとき、どうしたら、と叫ぶのが苦しくて直視できなくなってしまった。

欠落の欠片という曲が本当にだいすきで
はじめてワンマンに行ったときにもこれを聴いてびっくりして、すごく好みの曲だと思った。これ、これすごくいいなーってなった。
だからこれが入ってるCDを最初に買った。
今も、ライヴで聴いて一番すきなのはこれで、
どうしても、今日という日は今日しかなくて、この先、もうあと何回この曲を観れるんだろう、って
こうして、こんなに良いライヴを観ることができてる今って、本当に贅沢なことだな、私贅沢してるんだな、ってすごく思って。
コレを、なんかこの感じを、とても大事にしたくて。
すっごく我慢してたのに、涙が出てしまった。

MIRROR MIRRORの樹さんのギターを聴くと
中学生のとき遠い外国に思いをはせていたときの気持ちみたいになる
グラスゴーとかそんなようなところの、林があって色褪せたピンボケの風景みたいなものをなぜか思い出すことがあって
なんだろうね、あらためて書いてて意味わかんないですけど
なぜだか自分の中のそういう感覚と結びつく何かがたぶんあるのだと思う。


アンコール、いつもはみんな「アンコール」と言わずに静かに待つスタイルなのに
なぜかこの日はめちゃくちゃに声を出しながらアンコールを叫んでいた。
みんなBLACK SWANがすごくすきなんだと思った。
アツかった。


幕を開くと布だった(真ん中に薄い布があるやつ、通称布)
布きた!って思った
儿帽子かぶってるし
みんなTシャツで、儿さんだけMVで着てる蝶のシャツだった。

最初の方ちょっとだけ儿さんのMCがあった。
「俺らみたいなバンドを観に来るやつらなんて、リアル?が充実?(安定の疑問形)してない人ばかりでしょ?日常で感じるわだかまりだとか…をここで全部出し切ってぶつけてきて欲しい、そういう場所にして欲しい」

最後アンコールのときのMCでは、儿さんのライヴに対する考え方を少しお話してくださった。
「ひとつになろうってバンドマンはよく言うけど、俺の言うひとつになろうってさ、振りがそろってるとか、声が出てるとか、そういう…なんだろう、そういうことじゃなくてさ、もっと…なんだろうな、別に声が出てなくても良いし…ほら、俺たちのファンて、意外とおばちゃんも多いじゃん、だからさ、自分の体力にみあった楽しみ方で良いんだよ。でも、心で、熱を伝えてくれたり、受け取ってくれたりすれば、それで良いから」
「今日のライヴは、今までやってきた中でも上位に入るくらい、ひとつになれたかなと思います。いつも、自分をうまく出せないやつ、そういう人も、今日は出せたんじゃないかな、と思います。」
お客さんの顔、ひとり、ひとり、端から端まで、よく観ながら、すごく優しい笑顔でそういうことを言っていた。
今まででみた、一番良い笑顔で、すごくなんか、どうしようかと思った。

ずっと鬼のような顔をしていた樹さんも、アンコールでは笑顔だったからうれしかった。


~INTRO.~
1. CALL MY NAME
2.RAGE
3.デルタ
4.蟲聲
5.VOMITER
~A CLOAK~
6.DEJECTED RAIN
7.六花の歔欷
~「欠落」~
8.欠落の欠片
9.リテラシズム
10.MIRROR,MIRROR
11.赫音-justitia-
12.赫音-finis-
13.HATE YOURSELF UNTIL YOU DIE
~PRECATUS~
14.OUSIA
15.I SOLATION
16.I'M SHIT NOODLE, BUT...
17. XXX IN THE BOX
18.PERSONA
~六花の歔欷-memory-~






THE BLACK SWAN 東名阪ツーデイズワンマンツアー 「目下の聲」

10月21日@池袋EDGE

楽しかった!
1日目とまったく違かった

最初スクリーンに出てくる映像と言葉は、
映像は1日目とたぶん同じだったけど文章がちがかった。
「夢」のことを書いていたように思う。
1日目は、翼がないこととか歌い続けるとか書いてたかな。

1日目は樹さんを良く観たが、2日目は儿さんをよく観たように思う。
本当は、目が6つくらいあるとうれしいんだけど。蟲みたいに。

私は、狂った儿さんを観るのがすきだし
はちゃめちゃに楽しそうに笑う樹さんを観るのがだいすき。
だからこの日はそんなものがたくさん観れてうれしかった。
1日目と2日目で、まったく違うものが観れて、とてもうれしかった。
両方観に行って良かった。
本当は、ギリギリで予定を変更することがすごく、すごく嫌で避けたかったんだけど、
どうしても選択しなければいけないことを、ちゃんと自分で決めることができて良かった。

「暗い曲ばかり歌ってるけど」って儿さんは自分で言ってたけど
なんていうか私は、そういう「暗い曲」だったとしても、たのしいと思えるから
たのしいライヴだから、と思う。うまく言えないんだけど。

なんだっけな…天秤にかけーるだったかな……
儿さんがすごく狂った良い顔をしていた

「苦悩に響く赤い声と存在理由」もまたライヴでとてもすきになった曲だからうれしかった
ウッドべース(であってる?)がとても綺麗。
CDで聴くよりも、ライヴで聴いた方が心に入ってくる感じがして、曲がすきというか、この曲を歌うときの儿さんの歌い方とか、そういうのを観るのがすき。

MCで、儿さんの妹さんに赤ちゃんが生まれたというお話をしていた。
お姉さんのことも少しだけお話してくださった。
「生きていると良いことあるとか、そんなことが言いたいんじゃなくて」って言うのが、とても良かった。
儿さんは、歌う意味をたくさん考えててって言ってた
なんかもううまく思い出せない
儿さんはなんか、「こんなバンドだけど」とかすぐそういうことを言ってしまうな
でも、すきな儿さんだった。
とても良いバンドだなと思う。


「昨日は最後の方もっと声出てたよね、1日たったら元に戻っちゃったんじゃないの、もっといけるよな」
やる予定無かった曲やります、と言ってINSIDE SILENCEをやった!
儿さんの中で、これをやる意味がなんかあったみたいなんだけど「まあそれは言わなくて良いか」って言ってた。
すごくうれしかったし、ここでこれをやったタイミングも、すごく正解だなって思った。よりお客さんが一体になれた気がした。
メンバーにほんとに誰にも言ってなかったみたいで、樹さんがずっと、わかんねーよ!って感じで笑いながらギター弾いてて面白かった。
いつも回ってる倍の速さで、フロアをぐるぐると何度も何度も回るのが気持ちが良かった。
私は、ずっと爆笑してた。


アンコールはINTROが流れて、もう一度ライヴが始まったみたいでアガッた!

デルタすごくすき!1日目は分からないまますぐ終わっちゃったけど今度はもう少し余裕を持って楽しめた。
ライヴの曲って感じで良かった。すきな音が鳴ってるって思ったけどどこのなんの音かわからないから、CDでこれからたくさん聴く!
蟲聾もめちゃかっこ良くてだいすき。
これから、ライヴでどんな風になっていくのかがとても楽しみ。

儿さんの最後の方の顔がすげー良かった。
どこかにイッてた。

楽しくてあんまり思い出せない。
すごく良いライヴで、なんか最後気付いたらまた涙が出ていて、
最後に儿さんが、「何も言う事ない」と言って去って行ったから、とてもうれしかった。


~RECEPTRIX~
1.流声、相剋の廃と
2.THE HOPELESS
3.THE WORLD IS MY ROOM
4.不正論
5.BLIND DAYS
~A CLOAK~
6.[S]TRIPPER
7.想白の季雪
~「命灯」~
8.苦悩に響く赤い声と存在理由
9.失い
10.INSIDE SILENCE
11.アスモデウスの槍
12.RUVISH
13. XXX IN THE BOX
14.ETERNAL SLEEP
~BLINDNESS~

~INTRO.~
15. CALL MY NAME
16.VOMITER
17.デルタ
18.RAGE
19.蟲聲
~bug~