おバカとバカで踊れ

メトロノーム「Please Push Play」

9月19日 Zepp Tokyo

め、メトロノームだーー!
っていう感動を味わいたくて。
メトロノームを初めて聴いたのは高校のときだったのですが、その頃はなんとなくでしかなくて、
ちゃんと聴き始めたのって休止した後すぐくらいだったので、ライヴを映像でしか観たことが無かったのですよね。
私はみなさんが思っているよりもメトロノームがすごくすきなんです。
一番どん底っぽい頃に聴いていたためか、近年は聴くとその頃思い出しちゃって全然聴いて無かったのですが
なんというかほんと、楽しくて、うれしかった。良かった。
め、メトロノームだあ~!本物だあ~!アダプターさんじゃなくてフクスケさんだ~!
みたいな、ただただそういう感動。

ウロウロと動くシャラクさん。
ガシガシと動くリウさん。
ヌルヌル動くフクスケさん。
ユウイチローさんは全然見えなかった。。)

「世界はみんな僕の敵」の振りが良かった。
カクカクと左右に動くシャラクさんを先導するようにお客が指で空をなぞる。
ロボットを動かすごとくにカクカクと、指と同じ動きでシャラクさんが動いている。

「ハロー」でフクスケさんが
君の言葉僕包んでく、で自分を抱きしめていて、かわいかった。かわいい…となった。

アンコールで出てきたフクスケさんのMCで、シャラクさんはモデル体型だけど俺わ、、みたいなターンになって
「心のフォトショップで見て!」と言っていたのが良かった。
「こんなバンドにこんなにたくさんのお客さんが集まってくれて、時代がやっと追いついた!」とおっしゃっているのがとても良くて。
私はえんそくのこと考えてました。時代遅えなあって。
「98年のサイバーで、俺たちは2005年から来たのだと嘘をついてね!その頃と同じような曲をやって、お客さんが全然いなくてね。」
もう2016年ですよ。未来に生きてるよ。
なんかその辺のMCが良すぎて軽率にハートを飛ばしたい衝動だったのですが、
ここはハートを飛ばさない王国なんだな…というのを察しました。
軽率に咲かない国でもあった。今!咲きたい!ってときに、あ!みんな咲いてない!となった。
神様に禁止されているのかもしれない。
時代の移り変わりって面白い。身体に染みつく文化って恐ろしい。
あと振りを一ミクロも知らないけど反射で大体対応できるスキルが、ありがとう良い薬です。だった。

「メタリア~ノ ピコリア~ノ」のサビの振りがあります~と言って説明するシャラクさん。
あやまんJAPANみたいなぽいぽいぽいの動き。「まさか会場にいるはず無いよね」って言ったらほんとにあやまんのメンバーさんがいらっしゃったようで、「えっえっほんとなの…えっ…」ってオロオロするシャラクさん面白かった。
その時のシャラクさん「死にたい…」
\生きてー!/
という掛け合いが良かった。
さきほどまで「生きてください」と歌っていたひとが、と思って、とても良かった。

「アリガト」が、メトで最もすきな曲で、だから一番最後だったのがとてもうれしくて。
部屋の明かりを一昨日消した、というのを聴く度に、ああ…となっていたときをやっぱり思い出して、
それで、アリガト、って何度も言う歌詞がとてもすきで。
たまんねえなあ、と思った。泣かずに、ただただとても楽しい空間だったからうれしかった。
アリガトとかオカエリとかタダイマとかを、7年待ったファンが一斉に叫ぶのが良かった。
7年も待ってない私にもそれが伝わってきて良かった。

CDをよく聴いていたころ、一番無いと思っていたフクスケさんがどうやら私は一番「カワイイ」と思ってしまったくやしさ…なんかうすうす気づいてたけど気付かない振りをしていました。くやしいから。うん、かわいいっす。

新曲はどっちも、うおおお2016年のメトロノームだあうおおってなったので早くCDでも聴きたい。
あと、フクスケさんが「サイバーで明後日ライヴやりま~す、ごめんねえ、まともな大人はそんなのすぐ来れないよねえ」とおっしゃったとき顔を伏せるミホさんに笑った。

昨日大阪でもお会いしましたよね…っていう人がちらほら。
この夏どっかしらの土地でお会いしましたよね…っていう顔もちらほら。
ほんとに、各地からいろんな「メトロノーム」のファンがお台場に駆けつけているんだなあと思って良かった。

1.残念僕の人生
2.プチ天変地異
3.ねじ式
4.世界はみんな僕の敵
5.僕の右脳 猿の左脳
6.アクアリウム
7.プラネット
8.不機嫌なアンドロイド
9.thank you for my everyday
10.ハロー
11.コンピュータ
12.解離性同一人物
13.三つ数えろ
14.めんどくさい
15.MATSURI
16.PSYCHO-ENEMY
17.絶望さん

en1
18.メタリア〜ノ?ピコリア〜ノ!
19.φD-SANSKLIT
20.ボク偉人伝

en2
21.アリガト

こういうときに思うのが、バンドが休止したときに
それぞれのメンバーが、止まらずに活動し続ける、ということの大事さ。これをほんと痛感します。
ぐにうのときも思ったし、だからマイナスでハルさんが止まらずに年末もイベント出て、っていうそういうのが正しくてうれしい。ハルさんは止まったら死ぬタイプだからというのもあるかもしれないけれど。
って、そういう思考の一日。
いくら知った顔に会場でお会いしたところで、私はアーポギャではなく寺子屋ギャなのだと思い知ります。
帰りにはえんそくの次のシングルの、発表されたタイトルのみで内容を考察するオタクなのであった。
でも爪は確かに黄色と黒なのであった。
そんでもってすげえー楽しかった。ありがとう。
「なんか笑っちゃうね」!