読書

あむんぜん

あむんぜん

あむんぜん

ひさびさに良い平山だったのでせっかくなので書いとこ
あむんぜんとかいう名前からしてすきな方のやつじゃんと思って久々に読んだ。すきな方の平山だった。
ジャケが良いし、ペーパーバックみたいな仕様なのも中身のばかばかしさにあいまってて良い感じだ。
しかし保存という点からいうとどうかな。でもこの仕様気に入ってる!
あむんぜんは脳みそぐにぐにしてて良かった!そうそうこれだよね。この感覚だ。
透明になっちゃうのも良かったし平山安定のおっさんと子供も良かった。
でもでもいちばんはおつうのお話だ…最高だ……
すきしかない…こういうどうしようもないやつばかりだいすきだ…なんか久々にこういうくだらなさ120%でできてる純粋さを久々に浴びた、すてき!
火蜜 薔薇島須男(ひみつ ばらしますお)とかいうネーミングセンスすきすぎる
難事件には安楽椅子とかいうのもすきすぎる
本名を言うのに2時間かかるとかもすきすぎる。
これを読んでしまうとヲタポリスはちょっと物足りなさを感じてしまうほどだ。
でもヲタポリスで気に入った箇所を引用しておきます。

親父の顔がグミの一番人気のない色に変わった。

猫のゆりかご

実は初めて読んだんだけど余裕ですきなやつじゃんだった。
全部がうそみたいですきだった
全員が美しくて、全員がくだらなかった。
主人公がいちばんくだらない人間なのが良かった。
他のもよーもっと

48億の個人的な憂鬱

普通にめっちゃ死にたいやつになっているので落ち着こうとしている。
死んだ人間に対するみなさんの無神経さに私は一番傷ついているのかもしれない。
人間のふりするの結構上手かもしんない。
生きることには向いてないのに。
ライヴのチケットを破って捨ててしまうのを早くやめられたらいいのに。

今日は気候が丁度良かった。
適度に涼しかった。
今日はなにも欲しい本も出ていないので寄り道せずに
いつもの暗くて静かで神社とかあやしい宗教みたいな建物とか大きくて冷たいマンションがある道を通って帰った。
やけに人間が私に背を向けていた。
壁に向かって立ち止まる人、そっぽを向いて端末をいじったり、何もせずにただ時間を過ごしている人たちばかりだった。
顔の見えない人々とすれ違うのはちょっと愉快だった。
ていうかいつもよりも人とすれ違ったように感じた。誰の顔も観てないけど。
風が冷たくて、上着のチャイナボタンを閉めて帰った。
黒い布が
まとわりついたスカートが
少しずつズレて具合が悪かった。

久しぶりに平山の新刊がすきな方のやつっぽいので読んで帰った。
ダイナーがつまらなすぎてそれ以降読んでないのだった(小説は)。いま丁度映画やってるらしいけど。
そんなことよりもメルキオールを再版してほしいよ。
筋少聴きながら平山を読んで帰ると、大学生のときのどうしようもない気持ちを思いだしてつらくなってしまった。
どうしようもないからとことんどうしようもなくしていた。
毎日体外離脱とかの遊びをして気を紛らわせていた。
阿部サダヲが劇団に入った理由を「落ちるところまで落ちようと思って」と昔テレビで言っていたんだけどそれみたいなことだ。
若い頃のアベ君は目の奥がもっともっと空虚で、とってもキュートだったね。
落ちるところまで落ちて、どうしようもなくなったら、後は浮上できるとでも思い込んでいた。
高校生の私なら、絶対に筋少なんて聴かない。

大人はみんなそう言うんだから。

読みかけの本ばっかり。
大人はみんな、本を読みかけてばっかりなんだから。
私だって、趣味でダイエットくらいしてみせるわよ、
と言いながら私は明日のおやつにとギンビスを買って帰った。

君のスカートにポケットはあるか

昨日は髪を切りに行った。
そのあと渋谷で映画を観た。
私は映画を観て良いと思うことが少ない。
悪くない、という感想しか出ないの本当に損だと思う。
いつもそれが申し訳無くなるしなさけなくなるしやっぱりなという気持ちになるし自分のおもしろくなさがあらわれるような気がしてしょんぼりしてしまうのだった。
仕方のないことだ。

ああ人類滅びないかな
世界はとっくに終わってるんだけどさ
しんどいな

今日は名古屋に行こうと思っていたがどうしても家からも布団からも出られなかったので白い天井を観たり本を読みながら気づいたら眠るやつしたりしていた。

空虚しかなくて本当にくだらない人間なので早く死んだ方が良いらしいです