ヒトが今迄使ったコトバ 全部集めて花火打ち上げる

有頂天の大逆走

8月11日@新宿LOFT

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「最近は心の旅で始まるのが定番だ」と開演前にお客が言っていた。
予測通りに心の旅で始まったが
2番は急に原曲を演奏し始めて、予測通りにいかないよと言ってくるようで大変良かった。
「有頂天の“大逆走”だから、逆走して原曲に戻ってみた」とMCで言っていた。

最初のMC
「今日は2部構成です、えーと、今は…1部です!今日は1部から始めます!」
「1部はまだ完成にいたってない新しい曲たちと、カバーを中心に。」
「そのあと20分とか15分くらい休憩をはさみます。
昔7日間ワンマンというのをやったことがあって、30分しかやらない日とか3時間くらいやった日とかもあるんだけど、くじびきだよね。そういうのを思い出しちゃった。有頂天ってそういうバンドだったなって。」
でも君はGANなのだは2部にやってた笑

新曲はさあ全部めちゃめちゃよくてめちゃ興奮する
早く音源が聴きたいしはやくライヴでもまた観たいな。
これから先のライヴの予定決まってないが音源作っていると言っていた。やったー!
告知することがないので、「今度ここで特撮やるんでしょ?みんな特撮をみにきてください!」と言ってた。

グッズ買ってねっていう話で
「ソロのレコードも是非買ってください。来年には6万円くらいになっているはずです。調べたから。メルカリというソフトを買って調べました!」っていう適当なことを言っていて良かった。

第二部の始まりが老星落壁で!聴けると思わなくてめちゃくちゃうれしかった。聴けたのいちばんうれしかった。
どうやら本当にやらない曲らしい。
「老星落壁っていう、ライヴでやらなくても良い曲をやりました」って言ってたのが良かった。
そんな風に、お客さんが喜ぶような曲がたくさんあった。
新しい曲も、みんながすきな曲も、聴きたい曲も、やりたい曲も、全部つまってて贅沢なセットリストだった。
ツイッターにいまだによくいるんだけど、有頂天はやっぱり心の旅!じゃねえよ!しかも人の曲だし」と、カフカズ・ロック ニーチェズ・ポップの曲を立て続けにやったあとにそれを言っていてとても良かった。
心の旅が悪いって言ってるんじゃなく、新しい曲をもっと聴いて欲しいというニュアンスだった。
私はアルバムの中でカフカニーチェは結構かなりとっても気に入っているから、そんな風になんていうか、やっぱり本人もそんな風に言えるようなアルバムだってことがうれしかった。

この日のセトリはとても気にいったので、ウォークマンでリスト作って毎日聴いてる。

「今日みんな帰ってからさ、ケラさんがやたらとありがたがってたなーって思って帰って欲しい。
本当はすごくありがたいって思ってるんだよいつも。連休に実家にも帰らずこうしてわざわざ観に来てくれる人達のこと。
でも俺口べただから、いつも全然伝わらないの。」
けれども私は、ボーカリストが歌い終わったあとに短く吐き捨てる「アリガト」をいちばん信用している。
それがいちばん「ありがとう」に相応しい気がする。

いつもの軽い致命傷の朝が、とても良かった。
叫ぶように歌っているのが良かった。
2部の最後のB.C.もかなり良かったな
こっちは笑うように歌うんだよね。
私は、ケラが笑うように歌うところがだいすきだ。
そんな風に、叫びながら歌ったりいつものように諦めた笑いのように歌ったりしてとっても楽しかった。
会場もたくさん盛り上がってた。

アンコールで、まさかの!テレビのボリュームを下げてくれをやった。びっくりした。
吐き捨てるように歌って出て行ったのがしびれた。
そんで、アンコールの2回目はタバコ吸いながらでてきて
「これで出禁になったりして〜」って言いながらそのままたばこ吸いながら歌い始めて、めちゃかっこいい。


KERA死ぬなよー!」って、はけていくときにお客の一人が叫んでいた。
私は、その気持ちがすごくよく分かった。
KERAは死んでしまうんじゃないのか?」とお客に思わせるような、そういう覚悟。


セットリスト

●第一部
心の旅
穴の中で僕たち
新曲その1
有頂天のドレミの唄
ロコモーション
新曲その2
新曲その3
新曲その4
アローン・アゲイン

●第二部
老星落壁
一週間
君はGANなのだ
Everyday Birthday's Trip
テントの外のふたつの革命
monkey's report
知恵の輪ブレイクアウト
ニーチェズ・ムーン
いつもの軽い致命傷の朝
ドウブツたちの空
べにくじら
B.C.

●アンコール 1
ルール〜テレビのボリュームを下げてくれ

●アンコール 2
でっかち
シュート・アップ