私はバカになりたい

samarBACAtyon~バカの夏休み~

20180804@渋谷DESEO


・エレクトリックJoe
シューゲイザー怪談。
怪談にも満たない内容だけどじょいさん的には怖かったんだろうな、っていう話で良かった。
以前みたときの衝撃を超えることは無かったが
赤ずきんちゃんでエレクトしていて、ああ、じょいさんってものだな、となった。
こういうときのじょいさんの作る音、良い


・棒ningen
大変良かった。
映画の上映会という形で、もとはる主演、ミド監督の「棒ningen」という短編映画をみさせられた。
無駄の多いカットの挿入、語りの言い回しのダルさ、漂うアングラ臭、、どれをとっても最高に良かった…
もとはるのポテンシャルの高さもだが、ミドさんの作るこういうやつかなりツボすぎて、なぜ私はミドギャではないんだ?とよく思う。
女が穴に指を突っ込みたがるのとか良かった。もとはるの語りの言い回しのしつこさも「それな」感があって良かった。
恋愛映画として紹介されたが最終的にすきな女に口からでかい木の棒を突っ込まれて下まで貫通させ“棒”人間にさせられるという、大変素晴らしい内容のホラーに仕上がっていた。最高だった。


・ブブブの豚太郎
鬼太郎の格好でぶうさんが出てきた。
最初鬼太郎のオープニングの替え歌をうたった。
「妖術」をいくつか披露してくれた。
披露する際はいちいち「とうさんいくよ!」と言っていたところが良かった。わかる。
妖術の内容は、手品をしたりコーラをイッキのみしてドレミの歌を全部妖怪の名前で言うという芸をしなかったり縄抜けをしなかったりした。
「ファブリーズは邪悪なものを鎮める力があります」と言いながらファブリーズ除霊していたのも良かった。
そのネタはどれくらいの人に通じたのだろう。
42年間森の外に出させてもらえずに過ごした豚太郎が、ガムテープで作られた「父さん」にブチギレて手足を捥いだあとに「こんなこと誰がやったんだ」と叫ぶのが狂気的で良かった。
最後「新しい父さんと友達を探さなくちゃ…」と言ってオープニングでやった歌をもう一度歌うというオチも良かった。
カランコロンと言いながら去っていった。