明日には生まれ変わる

THE LAST LIVE 「Without 'FOREVER' But I hope 'FOREVER'」

05月01日@TSUTAYA O-WEST

書きたいことなんて山ほどあって
細かに全部書いたっていいけどそれはいいや
とにかく楽しかった。たのしかったのでそれだけだった。


いつもの位置でいつものように観た。
いつものように始まって、いつものように格好良かった。
最後だからとかそういうんじゃなく、「いつも通り」やってくれていたのが、とてもうれしかった。
SWANのライヴは、いつでも最高だった。

音出しの時誠さんのギターがいつもよりぐいんぐいんしてたからかっこいいと思った。
それからいつもみたいにただただ暗くなるのを待っていた。いつもと同じだった。

INTRO、で始まる、と胸が高鳴って、そしたら映像がびびびとなって、止まった。
それから、
静かに“最期”が始まった。

布をかぶって登場した儿さんを観ただけで泣いてしまった。それだけで泣いてしまった。こんなに早く泣く予定じゃなかったのに。
知らない曲が始まって、それは新しい、この日のためだけの曲だった。
「歪な五角形」が「六花」になると歌っていた。
すべて知っている言葉で構成されていた。
全部、私のだいすきな儿さんの言葉だった。

「自心造反者」
というタイトルがスクリーンに映し出されて、消えた。

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儿さんの足下のテレビが見えたとき、めちゃくちゃ興奮した。歓喜した。
そして、儿さんのそういう“表現”を、ステージの上で、もっともっとたくさん観たいと願った。
後ろに流れる映像の一つ一つや、細かなステージ上での動き。
煙のように消えて本編が終わったこと。
そういったすべての、
「ステージの上」で表現する儿さんを、もっと観ていたかった。
大きさとかそういうことじゃなくて、「ステージの上」に立つとはどういうことか、ちゃんとかみしめている人に、舞台の上に立ち続けていてほしい。


これって、ラストワンマンであると同時に、ツアーラストでもあるんだった。
今迄のいろんな場所で観たライヴが…走馬灯のように…駆け巡った。
あの会場はあのときあの曲のあそこでこうだったなとかそんな風にいっぱい思い出していた。いろんなシーンが今観ているものと、重なっていた。

[S]TRIPPERから本編最後までの流れが特にすきすぎた。
名古屋のときに、六花からの欠落からのリテラって流れが好きすぎたからその流れはやっぱりうれしかった。
欠落は始まってから終わりまでもれなくずっと泣いてた。すきすぎた。この曲はもうステージで演奏されることは無いのだ。
このときの儿さんが特にだいすきだ。
私は、何度も言うがSWANの中で「欠落の欠片」が最もすきな曲だ。
テレビの上でのたうち回り、テレビの表面をなでる儿さんが綺麗だった。
とにかく私は、ずっと泣いていた。
曲が、終わって欲しくなかった。

あとPERSONAのギターソロでめちゃくそに泣いた。なんか知らんけどすげえ涙が出てきた。
まさかそこで泣くと思わなかった。でも私はそこが特にすごくすきだった。
樹さんのソロからの誠さん、なんだけど、すまないが私は誠さんのときもずっと樹さんのギターを観てた。すまないが、でもそこの樹さんのギターがとてもすきだから。

本編最後の、OUSIAからのA CLOAKという流れも、池袋や名古屋で、すげえ最高~ってなったやつで、だからそれもうれしくて
もう最高でしかなかった。A CLOAKは得にすきだからすきです。すきだからすきです。理屈じゃないね。
A CLOAKのまま白い煙に会場が包まれて、煙が消えたころには、もう、ステージの上のメンバーが全員消えていなくなっていた。最高だった。
それはね、すきなやつです。私のすきなやつ。
やっぱり私はSWANってすげえ面白いバンドだなってずっと思ってるよ。

後半が始まるまで、スクリーンではずっと、歌詞が一行ずつ、一文字ずつ表示されていた。
いろいろな曲の歌詞の一節が、まるで小説のように、並んで、流れていた。
最高すぎてわくわくした。
なんかセトリの流れとかそういうことを考えたり意味を考えてみたりしてみたけれどそんなことより、ステージ上のそれがとても綺麗なことのほうが大事だった。

後半は、最初に止まったINTROで、ちゃんと始まった。
そういうとこが改めて、すきだなあと思う。

「仲間と作り上げることができて」というようなことを仰ってて、よく思い出せないけれど
「少しだけ幸せでした」と儿さんが言った。
うれしかった。

儿さんは、いつもよりも多く、ファンの顔ひとりひとりをじっくりと観ながら、いつものように、うんうんと頷いていた。
私はそれがすごくすきだった。認められた気がしていつもうれしかった。

BOXだったかなー、
儿さんの「お前ー!」っていうあの煽りが思いがけず聞けて嬉しかったな。
最後まで、しかもワンマンでその煽りやっぱたまらんなあって思った。
儿さんだなあ、って。

蟲聲はまあ特別だったな。思い入れがやはり一番あって…いやそれはデルタもだけど…ライヴで聴くデルタは別格なんだけどさ
とにかく蟲聾はもうなんか仕方ない。
あんなに声が出なかったのは初めてだ。涙が鼻に入って、声がうまく大きく出せなかった。
でも、全力で歌っていた。

SWANで最初の曲、と言って「自深傍観者」を最後の最後で演奏していた。
新曲で始まり、最初の曲で最期を迎える。
「明日の朝は君の声も聞こえない」
という歌詞を、儿さんは歌おうとしなかった。
そのときは、マイクを離して、客席に背を向けていた。

最後、儿さんがはけるとき、いつものように「バイバイ!!」とは言わなかった。
静かにはけていった。
さよならではないのだ。

幕が閉じて、明るい会場の中で、
拍手は…すぐになりやんでしまった。
それが、いつもとは違かった。とにかくそこから動けなくて
いつもと違って、もう、無いんだということを、聞こえなくなった拍手の音で実感した。

終わってからも、私たちはしばらくずっとWESTの前から動けなかった。
帰ることができなかった。どうしても動けなかった。
2、3日はずっとそのまま魂がWESTにあったままだったが、
私は、それではだめだと思うから、無理やりはがして、今はちゃんと私はここに居るよ。

儿さんは不確かな言葉だというが、
私は「ずっと」、I'm6で居続けるんだと思う。「一生」。



~INTRODUCTION OF THE END〜
1.自心造反者
2.THE HOPELESS
3.THE WORLD IS MY ROOM
4.赫音-justitia-
〜「胎動」〜
5.失い
6.[S]TRIPPER
7.DEJECTED RAIN
8.六花の歔欷
~「欠落」~
9.欠落の欠片
10.リテラシズム
11.PERSONA
12.RUVISH
〜「深髄」〜
13.OUSIA
~A CLOAK~
〜BLINDNESS〜

〜INTRO.〜
14. CALL MY NAME
15.デルタ
16.RAGE
17.I'M SHIT NOODLE, BUT...
18.赫音-finis-
19. XXX IN THE BOX
20.HATE YOURSELF UNTIL YOU DIE
21.蟲聲
22.自深傍観者

END ROLL
〜自深傍観者-深奏-〜bug〜
〜六花の歔欷-memory-〜
リテラシズム-comfort-〜
〜ETERNAL SNOW〜

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