2014年に聴いた音楽
音楽は今年はたくさん聴いていました。
音楽を聴くという行為に疑問がある時代があり、
なんとなく心から音を楽しむのが怖くて、しばらく気持ちよく聴いていなかったから
余計、その時間分、染み渡り方がやばかったかもしれない。
後半はえんそくばかり聴いていました。
あとは新しく知ったもの、ずっとすきなもの含めて良い感じでした。
- アーティスト: えんそく
- 出版社/メーカー: 寺子屋/ART POP RECORDS
- 発売日: 2014/04/09
- メディア: CD
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これは本当にびっくりしました。
えんそくというバンドは、名前も見た目も、曲名をみても「面白いバンド」なのかなという感じで
ああそういう感じね?まあ聴けるかもしれないけど??みたいに思っていて
スルーしていたのがいけなかった。
インターネットで読んだインタビューと、ぶうさんのヴィジュアル系に関する考え方を書いたブログとを読んで
いったいどんな音楽なのかなと気になって購入してみて、それはとても大正解だった。
そこには理屈無しの格好よさがあった。
おもしろさというよりはたのしいと言いたいかな。
そんなことよりもどうしようも無くかっこいいとしか言いようが無くて
音源もがんばって手に入る限り集めて、たくさん聴いています。
もちろん進化や変化はあるのだが、軸があり、すべての言動が一貫していて、
なんて信頼できるバンドなのだろうか、
ブログも古いものからちょっとづつ読んでいますが
音楽同様に一貫して同じことを伝えづつけている。
一生分のかっこよさがある。
とてもストレートでとても暑苦しいのにまったく押しつけがましくない、
ついて来いよとも言って来ない、むしろ置いていかれてしまう。
アルバムについてですが
コンセプトがあるアルバムがどうこう、とか言いたいところだがコンセプトの無いCDがむしろ無いのでそういうのは良くて
というかえんそくというバンド自体がもう一貫性しかないので。
特にすきなの引用
「デジデリオ」
笑い合ってる二人のこの感じ
辞書見たって書いてはいなかった
これ良いですよね
名前をつけてやる系の歌っていくらでもあるんだけど
名前の無い美しさには勝てない
腕とかなんか痺れていった
っていう表現もすっごくすき。
ここだけ書いてもあれだからあれなんだけど、言い回しが素敵です。
それに、歌詞カードと歌っている言葉とが若干違うところもまた、良い。
「少女戦闘員M、踊る。」
町も人も服も名前すらも捨てて私達は一つになろう
繋いだ手が誰でもかまわない 「悪の仮面」被り踊りましょう
繋いだ手はもはや誰でもかまわないんだなと思う
今が重要だ
そういう感じです。
一度だけイベントでえんそくちゃんをみる機会があり、みたことがあります
そのときにみた「Dancers.」が忘れられなくて
心がずっと踊っているようだよ。