メキシコの混線電話

広島へは飛行機で向かおうと思ったが調べると空港と広島駅とが遠くて嫌なので新幹線で行くことにした。
そして今その新幹線でこれを書いている。
新幹線で書いているなどと書くとなかなか臨場感が出るだろうと思い今そう書いた。
品川駅でおにぎりを珍しく2つも買い、新幹線で食べた。飲み物は豆乳バナナ。
いつもの唐揚げおにぎりと、シャケのものも買ってみた。シャケは思いがけずペースト状になっており、適度にしょっぱくて美味であった。
“びみであった”などと書くと旅行記ぽくて良かろうと思ってた今そのように書いた。
そして本など読んでうとうとしていたらすぐに着くだろう。一度におにぎり2つはやはり少し多くて、お腹がたくさんいっぱいになってしまった。
たくさんいっぱい。
外では雨がたくさん降っていて、雨に濡れた知らない街を観るのが大変すきなので嬉しく思う。
自分と関係の無い風景というのが割とすきなような気がする。
都会で産まれたので、田舎の様子や古い家屋や寂れた商店街などをみると心が踊るのは、きっと心の中でそれらを自分とは関係が無いものとして考えているから、なにか動物園の動物を見る様な気持ちにでもなるんだろう。
博物館の雪のようだ。
広島へは3度目くらいだ
そこから福岡、岡山、大阪と旅をする。
バンドを追いかけて旅をするのだ、良かろう
私は今こんな無用な文面を書いているのは、今にしか、こんなことを書けないだろうと思ったからだ。
なるべくどうでも良い記述を記していきたい。
ハンターハンターの続き早く読みたいなとか、そういうどうでも良いっぽいことを。

そんなことを書いている間に広島へ着いた。
しとしとと雨が降っていて、空気がすきな色をしている。
良い1日にしようと思う。