何に成りたかったのだろう

THE BLACK SWAN 東名阪ツーデイズワンマンツアー「目下の聲」

11月24日@心斎橋PANHEAD GROOVE

ライヴでは正直でいたいから、と儿さんが言って
「目下の聾ツアーの中でも最低です、自分もだけど、おまえらも」
って言ってた
自分も、と言ったのが良かった
私は正直本編どうしたら良いのかわからない部分が多くて、ぽかんとしてたら終わってしまった。とても早かった。
とはいえ所々、とても良い儿さんだったのだけどなんというか全体、そうじゃないだろ感があって、うまくいかなかった。
そういうことをハッキリと言ってくれる所がとてもとてもすき。
適当な曲やって、いえーいって、楽しーって、単純に言うバンドじゃない。
儿さんが「自分も」と言ったこと、とても良くわかる。
アンコールではちゃんとしてた
もっと前に来い、とようやく言った。
「糞麺だあ!!」って言いながらはじまったシットヌードルとても良かった。
通称糞麺と呼ばれるこの曲を初めて聴いたときのこととても思い出した。
えんそくとの2MANでやってて、その時に「バンドマンなんてみんなクソだあ!!」と叫んでいたのがあまりにも衝撃的でよく覚えていた。あの曲は何だったんだろう?と思って調べてみたらファンの人のブログで、どうやら通称“糞麺”というらしい、というのを知った。そのときのことすごく思い出した。
衝撃だったなあ。
とても良かった。そのあとのインザボックスもすごく良くて、そうそう、こういうの、と思った。

きたねえ声をもっとくれーって言ってた。

『目下の聾』というタイトルについて仰ってて
RAGEのときは、もう全然RAGEな気分じゃなかったって
あの怒りは忘れないけど、その時の気分とは全然もう違くなってたらしい。
目下の聾というタイトルつけたときには、正直ツアー始まったあとの自分たちもどんな状態になっているか分からないし、と思ったけど「 目下の聾 」とつけたと言った。

成長し続けたいと言った。
強くなろう、と言っていた。

最後、これでもかというほど名前を呼んだ。
もう二度と儿さんの首を横に振らせることはしたくない。


〜「目下の聲」DAY 1〜
〜INTRO.〜
1. CALL MY NAME
2.RAGE
3.VOMITER
4.デルタ
5.蟲聲
〜A CLOAK〜
6.DEJECTED RAIN
7.六花の歔欷
〜「欠落」〜
8.欠落の欠片
9.リテラシズム
10.MIRROR,MIRROR
11.赫音-justitia-
12.赫音-finis-
13.HATE YOURSELF UNTIL YOU DIE
〜PRECATUS〜
14.OUSIA
15.I SOLATION
16.I'M SHIT NOODLE, BUT...
17. XXX IN THE BOX
18.PERSONA
〜六花の歔欷-memory-〜







THE BLACK SWAN 東名阪ツーデイズワンマンツアー「目下の聲」

11月25日@心斎橋PANHEAD GROOVE

前日のこともあり、より気合いの入った会場の空気を感じた。
前日は、結局何がそうさせていたのか、よくわからなかった。
とにかくアツくて、良い日だった。

正直、良い意味でよく覚えていないのであまり書くことが無い。

欠落の欠片、1日目は首を吊って死ぬときの死に方がもっとほんとに死ぬ感じの「演技」だったけど、2日目は内側から出てくるような何かを感じて、より良かった。
エストリでは“白い粉”を舐めていた。

樹さんがドヤ顔での給水ポイントあったけどどこだったかな~

ここなら大丈夫かな、こけるなよとインサイドやっていた。
大須では転けた人が居て中断したが、ここではうまいこと回れたようだ。
とても楽しかった。

蟲聾がすごかった。みんなで歌ってと言うのは前もあったけど
ここまで大きな声がきこえてくることはどのバンドのどのライヴでも無かったように思う。
なんだか不思議だった。

「昨日正直に言ってみて良かった。頭の声から全然違うし、声の大きさとかじゃなくて想いの強さが伝わった。……サンキューな」
儿さんの笑顔はすごいなあと思う
サンキューな、っていう言葉選びとかも、なんか、儿さんだな~って感じで良いなと思う。
この笑顔が観たくて、ずっとみていたいなあと思わせてくれることがうれしかった。
言い訳がましくなるから言わなかったけど、と昨日足をねんざしたことや喉の調子がどうもよくないことなど教えてくれた。
ステージの真ん中で膝を抱えて、客に背をむけながら。

関係無いけど人工着色料の入った何かを食べてからステージに出たのかわからんけど、儿さんの舌が緑になっていたのが気になった。
そういった演出のひとつのようにも思えなくもなきにしもあらず。

「良いバンドと良いファンになれたと思ってる。誇れるファンが多いと思ってる。」
強くなろう、とまた言っていた。
何度も胸を強く叩いていた。
でも、まだまだ、これから5月までもっと成長できるはずだから、と
解散をひかえたバンドがツアーファイナルでいう台詞とは思えなかった。
ここに来て、まだそんな風に言えるこのバンドを知ることが出来て、私はとてもしあわせだ。

理想の形だった。


〜「目下の聲」DAY2〜
〜RECEPTRIX〜
1.流声、相剋の廃と
2.THE HOPELESS
3.THE WORLD IS MY ROOM
4.不正論
5.BLIND DAYS
〜A CLOAK〜
6.[S]TRIPPER
7.想白の季雪
〜「欠落」〜
8.欠落の欠片
9.失い
10.INSIDE SILENCE
11.アスモデウスの槍
12.RUVISH
13. XXX IN THE BOX
14.ETERNAL SLEEP
〜BLINDNESS〜
〜INTRO.〜
15. CALL MY NAME
16.VOMITER
17.デルタ
18.RAGE
19.蟲聲
〜bug〜