言葉が死んで錆びた心臓に穴が開く

いちにち気持ち悪かった
昨日のことを考えすぎてぐるぐるして胸が痛くなった
去年の池袋サイバーのワンマンを思い出してまた胸が痛くなった
そういうのをずっと忘れられなくてたくさん引き出しに溜まっていく
無理、これ無理なやつだ
同級生がくれた手作りのお菓子、同級生がくれた誕生日のプレゼント、同級生がくれた外国のお土産、卒業アルバムとか、プリクラとか、
全部捨ててはいけないらしい
じゃあみんなそれはどこに行くの

感情がどこにも行かない
意味も価値も無く、螺旋を降下し、死んでいく感性

京都の帰りみたいな気持ちだ
どこにも居場所が無いってつらい、何処でも、どこにも無いってつらいのに、誰も気づいてくれない、笑うのめんどくさい
夕飯のトマトがぼんやりとした味だった
笑いながら食べた
死んだ魚の歌をうたう私は
目玉焼きの歌を歌う私は、
いらないマンガを売る私は、
ケーブルをほどく私に食べるハンバーグはあるのかしら
味はちゃんとしたか、今日のトマトみたいだったんじゃないの
どうして橙色の電車に乗らなければならないの
なんで
明日は

明日はきっと良い1日だよ
大丈夫