平成生まれの若人は雨の日心がブルーです

東京ギャオサミット~麺親睦首脳会議~

05月16日@新宿LOFT PLUSONE

ホストがfeaturing16さん。ゲストでぶうさんと団長さん。のトークイベント。

いちろーさんはホストなのでもう少し出しゃばってくれても良いのになと思う。
知識の無い話題だから仕方無いがぶうさんと団長がおもに話していた。
閣下は全体でドライな印象なんだけど、それが良いとこだと思います。

お客に対して思うことをあれこれ語っているぶうさんと団長の横で
閣下は「そっか-、みんなそういうこと考えてるんだなー」
って言ってるのが面白いと思った。
「自分らは自分らですきにやるからお客さんはお客さんで勝手にやっててって思う」とのこと。
三者三様にステージにもそれらが現れているなと思うから面白かった。

団長は、ステージ(というか団長自信)とお客の考え方の違いみたいなものを一番分かっているはずだと思うのに
真っ向からお客に対して意見を言うので、まあそこはほっとけば良いじゃんとは思う場面が多々あった。
団長は思想としては良いと思うが、バンギャとの温度差がかなりありますね
そういう意味でいうとぶうさんは我々の味方というか、中立で「まあうまいことやろうや」っていうのが良くて、でも確固たる思想がある。
私はえんそくのお客で良かったなあと思いました。

ぶうさんが、少し古くてアツいお客さんのノリがすきと言っていて、わかる。
よく彼の言っている「レディースのノリ」ってやつなんだけど、
それはつまり気高さかと思う。
団長が言っていた、「今は若い子ほどバンドに対する熱が低い」というのは私もよく感じることで
それってなんででしょうね?
私はそういった“気高さ”を忘れたくはないですね


団長は「いろんな音楽を聴いた上で、やっぱりお化粧をしたバンドが一番だよねって思って欲しい」と言っていた。
まあ、言っていることは分かります。
で、
以下は、私が最近よく考えていることとも一致していたので書きますが、
たとえばAさんが10物事を知っているとして、Bさんは5しか知らないとする。
図にすると以下
A □□□□□□□□□□
B □□□□□
で、それぞれで、xという作品を体感した際に感じた値が5だとします
図にすると以下
A ■■■■■□□□□□
B ■■■■■
値は同じなのに満足度が違いますよね、
つまり何が言いたいかというと
感じた値は同じでも、同じものを観てAさんは「普通」と思ったけどBさんは「最高!」と思うということで、
これって、どっちが良いかっていうと、別にどっちも良いしどっちも悪いとも言えるなと思います。
Aさんは知りすぎてしまったせいで満足度が普通としか感じられないかわいそうな脳みそだし、
Bさんは脳天気に「この程度」のもので最高!って感じられるおめでたい脳みそなわけです。
私はAタイプかと思うが、でもBのことを別にバカには出来ない、その人はそれで楽しそうなんだから、と思う。
どちらにも善し悪しがあると思うんですよね。
オタクとマニアの違いというかね
別に物事を計るのに他を知りすぎる必要は無くて、良いものは良いって自分だけで決めて良いんだと思うんだけどね、と思いますね。
厳密にいうと私はAタイプではなく
すきなものをすきなだけ観て聴いた結果に、ただ基準値が無駄に増えたというだけで
別に団長の言うように意図してたくさん観て聴いてその中からベストを選ぶ、っていうのとは少し違いますけどね。
まあそんなことを最近は考えていた。
余談。


麺かぶりなどのお話のときにぶうさんが、
「箱推しでしょ?俺が好きな言葉だ!」って言っててなんかうれしかった。
麺かぶりの真理がわからないとみんなで言っていた。
私は麺が被ってようが被ってまいが思想が理解できないひとは無理です
麺被りっていうか、同じものをすきなのに違うものを観ているなっていうのが、すきなメンバーならよりそれを感じられることが多いからということもあるのでは?と思いました。
私は、思想が理解できないひとは嫌いだけど、自分と違う意見の人は面白いと思うから、そういうのはおもしろいです。


団長が「今はすきな音楽サチモスって言っといたらもれなくおしゃれみたいな風潮むかつく!」と言ってて、わかるけどそれをバンギャに提示したところで同意を得られることって限りなく少ないよと思いました。
バンギャはサチモスなんてそもそも知らんしどうでも良いと思う。
畑の違いを感じますね、そして団長は自分のそういった思想に大変誇りをもってらっしゃるんだなと感じた。
隔離病棟ではそれが良い具合に感じたけど、この空気感でそれだとちょっと疑問のほうが大きく感じた。

SCISSORが気になったので今度調べる。

ぶうさんが咲きって何っていう話題のときに
「私を見て!ってことでしょ?」というのに対してバンギャ達が一斉に「ちげーよ!!」ってなってたのが良かったし私もちげーよって思った。
咲きって人によってまあ違うかもしれんけど
イベントだと、「うちのギターすごいから見て!」と思うからやる。
普段は、「わしの推しの!今!ここ!この瞬間が最高!!よっ!日本一!」みたいな、一種の芸とも言えるような、そんなようなものかとも思う。
あとやっぱり、あなたのことすきなひとがここにもいますよ~安心してね~今日もちゃんとここにもいますからね~みたいな、ここにもちゃんと「ファン」がいますからね~っていう感じですかね。
「私」が、じゃなくて「あなたのファン」が、ここに「も」いるよ、っていう意味でのアピールもあると思う。


隔離病棟とは違うものにしてほしかったんだけど
どうしても団長はああいう場でアツくなっちゃうから
その辺を閣下が「まあまあ」って制御して、そしてぶうさんは真ん中でとりあえずひたすらもぐもぐ、みたいな
「ギャオについて語る」っていうザックリしたテーマがあれだったんだろうなと思うけどまあこれくらいの緩さで丁度良いくらいのイベントかなと思います。