甘い悪夢

Re:KIDROOMモンスターズ ~蘇る子供部屋の怪物達~

1月7日@恵比寿リキッドルーム

演奏を止めたモリヤマさんがスティックをうしろにポイッっと投げ出した。
ぶうさんが「ちょっと!ストップストップ!」と言って演奏を止めたからだ。
一曲目は知らない曲だった。
ミドさん「だって、“悪夢”のうたをはじめようって、言ったじゃん」
ぶうさん「これワンマンだろ!駄目なやつ!デスノートの主題歌!」
ぽかんとしていると、さきさんが、ナイトメアの曲だよって教えてくれた。
クラオカさんがDEATHNOTEと書かれた黒いノートを持ち出して、床にぽとんと落とした時に、ああ今日はこういった趣向なのだな、と思った。
ワンマンだなあと思った。
3曲目に1999年のブルースをやったことが残念だと思った。
MACHIKOをやったときに、ああこれは宇都宮で聴いたなあ、とか、バンギャルラも新宿で聴いたなあ、とか、2マンツアーのことをひとつづつ思い出して、それが良かった。
流星雨を久しぶりに聴いた。ハルマゲドン以来だった。「大丈夫」だと強く言っていた。「大丈夫だから」、と口調は強く言っていたんだけどねえ
MCは、ぶうさんの表情は固く、言葉の内容も、自分に言い聞かせているようで、みていてぼんやりしてしまった。
「みんなを救えると、今ライヴをしていて確信しました」。
あと、「完全復活しました」と二重の意味をこめておっしゃっていた。
固い表情のまま言っていた。
最初はそういう感じだった。後半は大丈夫だったけど。
私は、ハルマゲドンでやった「惡のミカタ」でぶうさんが「惡のミカタの味方は君たちだ」とおっしゃっていたことがすごくうれしくて、だから、私は「惡のミカタの味方」という使命をそれ以来負っていて、だから、レシーブでヘドバンをした。久しぶりにした。今、私は、これをやり遂げる使命があると思った。「ちゃんと受け取ったか」とぶうさんが確認するから、私はそれに答えたのだ。てめえもくらえという気持ちで。
バンギャルラがとても良くて
この曲のときに、隣の人と手を繋ぐっていう行為が「不自然」だとずっと感じていたんだけど、今日はちゃんと意味を持てたことにうれしかった。
バンギャルラの始まる前には「俺の為の」とか「俺のために」「俺だけの為に」というようなことを言っていた。
ぶうさんはいつからボクと言わなくなったかな。
あ、バンギャルラのギターソロだったかな?ぶうさんがやたらクラオカさんに顔を近づけていて、はあ?って思って軽率にハートを飛ばしてしまった。そういうことが軽率にできるようになってしまったね。
イクラも楽しかった。私は初めてぶうさんに中指を立てた。
ブルーハーツで「だいすきとかささやく」の部分で、じょいさんにささやいて、抱き着いていた。「押入れのにおいがする」みたいなこと言ってたようだけど、私はそのときさきさんに抱き着くいたずらをするので忙しかったので聞き逃しました。
ぶうさんが大天使か何かで照れ笑いのようなものをしていて
ぶうさんは12モンスターズでは完全に泣いていた。
私は笑顔だった。
私は、モッシュするときに天井をみるのがすきだ。
でも今日はお客の顔を観ていた。
無表情の男、ぐちゃぐちゃな顔で泣いている女、もうへとへとなババア、苦しい顔のひと、モッシュが下手な人、どうしようも無くたのしくて仕方無いひと、ぶうさんと一緒にうたをくちづさみながら回る者。
いろいろな人がいて、いろいろなひとがいるなあと思った。
楽しかった。

ガンダーラでは一瞬、「象男ダダ・フィフィ」をやりかけてから、「こんな曲みんな知らないよ!」と言ってからマッケンローをやった。
無料ワンマンツアーの告知動画のあと、幕がもう一度開いて戦闘員Mをやると思ったらランボーの「カモンカモン」が出てきて、うれしかった。すぐ終わったけど。
私はねえ、ライヴで聴くランボーがすきなんだよねえ。





このミドさんのツイートの、「最後の部屋」という表現が良いと思った。



アルバムが出るという告知と、ワンマンツアーやるよという告知。
そして、ワンマンの前には無料ワンマンもあるよという告知。


最初の告知で、このワンマンのことを
「13番目(最後)の戦い」と書いてあった。
(「戦い」、だったか「ハルマゲドン」、だったか「ワンマン」、だったかちょっと定かでないですが。
ニュアンス的には、ハルマゲドンの最後って意味だったのは確か。)
世界を終わらせたいのならばそうすれば良い。
私はそれを観る。
私は、「観測者」だから。

アルバムはまあ出るかなって思った。
だって、12モンスターズのとき言ってたでしょう、「ほんとはアルバム出そうとおもってたけど戦力的には今はシングルを」というようなこと。だから、驚いたり歓喜している人たちの声が遠くに聞こえるようだった。

今、「ウシノシタ団」をやる意味というのをとてもすごく考える。
おととしの12月にもとてもよく考えていました。
昨日も丁度そのことを考えていました。
ピリピリとする寒い空気を浴びながら、私は「ウシノシタ団」のことを考える。
私の知らない「えんそく」のことを。

ああ、あと思ったことは
定かでは無いが、前回のEASTでも感じたが、こういったワンマンの際はなるべく「新規」に早番を回すという傾向があるのかな?前の方の振りを観ていて思う。
私はそれを良いことだとも悪いことだとも思わないけど、まあ良いことだなーって印象だけど
私は最初、「そろった振り」を含めてバンギャル越しに見るえんそくがすきで、ずっと後ろで観るのがすきだったなあというのを思い出した。

あと、イベントと違い、うしろには「見せつける敵」もいないなあと思うから、やっぱりそこで意識が変わるよなー、良くも悪くも。

あとは、人の話をきくと自分のこともよくわかるなと改めて思う日でしたね。
えんそくをすきになってから知り合った人たちと、「ちゃんと」話をする機会が多くて、
そういうときに、自分のことを少しづつ、こういう人間なのか、って知れるのが面白い。
明後日も会おう。
また夢で