さあさあどいつもこいつも壊してしまえ!

2MANツアー『BEDROOMモンスターズ~寝室の怪物達~』ジン

12月3日@神戸太陽と虎

・ジン
やっぱり、ギターからヴォーカルに転身するのって、とてもむつかしいことなんだと思います。
歌がうまいへたとかよりも、MCの下手さにそれが表れていて
それでも真面目な人なんだ、笑顔が見てられないくらいに眩しくて
あ、これ前に観たジンじゃないな、と思った。
ただ、イイコに対してしっかりコミュニケーションを取ろうとしている姿勢はすきで、
その分は楽しんだ。
ゴリラの丘を一生懸命歌ってくださったが、歌詞がうろ覚えなことも相まってちょっと面白い感じに思えてしまった。
やっぱさあ、歌うのすごくむつかしい曲だと思うよ。

「拍手のパイオニア」という単語を発したのが一番おもしろかった
うーん、ふざけて対応するくらいの観方しかできなくてすみませんね
最後の方の逆ダイする曲とかはちょっと雰囲気出てきて良かったとは思う。


・えんそく
空気が全体にぬるいのはジンのせいでもあるがえんそくのせいでもある
よくわかんないけど最初の方で前4列目くらいまでがどうとか、という話をしていて、
後ろにいた私たちはなんだかおいてけぼりな気がして外野気分になった。
ハコの雰囲気がいまいちつかめなくて、ぼんやりしてしまった。居心地の悪さも悪かった。
だがとなりのオロチがすごく良かった。これはとても良かった。
なかなか厳しかった。そりゃあ勝てるけどそうじゃないだろと思った
自分にも反省したが居心地が悪いのは私のせいではない。



2MANツアー『BEDROOMモンスターズ~寝室の怪物達~』ジン

12月4日@心斎橋VARON

・ジン
ゴリラまた歌ってくれていた
前日よりは歌詞を覚えてくださっていた
MCは、これループじゃね?という内容と、相変わらず文化祭だったが、新体制でどうにかなったら良いなと思う。ほんとに。
ベースのひとに好感が持てた
MCでるいさんがお話ししているとき、
ヨシさんは基本放任主義だが、オロチさんは大体の話をうんうんきいていて良かった。


・えんそく
とにかくえんそくはすごい
VARONのえんそくだしえんそくのVARONだった。
心斎橋で観るえんそくは最高だった。
この土地に対する思い入れはやっぱ人一倍あって、私だって特別にあって、だからこそ絶対に負けられない戦いだった。
いやもう勝ってるってわかってて、なおも勝ちに来てるとこが良かったんだよ。
戦い、という単語を発するのがおかしいって思う
非日常を生きすぎている、これは戦いだしハコは戦場なんだ。戦闘服も決まっているし。
だから、生きて帰らなければならない。

段差にいるものたちに向かって挑発する
「お前ら降りてこいよ」「よく見えるようにずっとここに居てやるから」
ずっとここに居てくれるらしい。思わずはあという吐息が漏れてしまった。ビリビリした。
ミドさんの切れ散らかした顔がとても良かった。

机上の空論実行部隊という曲の歌詞が実はずっと苦手で
なんだけれど、この日はもっとこう、スンと入ってくる感じがして良かった。たまにある、視界が開ける感じの日。
原点回帰のメニューだったことも良かった。

「どいつもこいつも壊してアゲル」と14才で歌っていた。
壊してしまえ、という個所を、壊してあげると歌う事にこんなにも興奮していて
ここに特にとてもグッときて、そして、この曲さえも、何度でも生まれ変わるんだと思ってすごいと思った。
新しい「14才」がそこにあった。
今のえんそくで14才が聴きたいなと2マンツアー始まってからずっと思っていて、
それはもうべらぼうに恰好良かろうと思って。
なんとなく会場来る前にその話題をふと思い出してしていたので、我々は581cからの盗聴をされているのだ。機密情報が洩れてしまった。
そりゃあもうべらぼうに格好良かったよ。

夜泣く!噂の赤ん坊少女も、14才も、Dancers.も、ゴリラの丘も、私が初めてVARONに来た時に、全部やっていた曲だ。それすごい覚えてるもん
14才のくるぐるドカーンの動きをするぶうさんをよく思い出せるし、赤ん坊少女の卓球ラリーは、上の段から観ていてとても楽しかったねあの時。ああよく思い出せるよ。えんそくのライヴはどの日も特別な思い出ですから。

ゴリラの丘はもうワンマンかという勢いでやっていた
じょが叫んでいたのはゴリラの丘だったかな。
総統閣下は、くっ…という顔をしながら最後上を向いていた。ハルマゲドンでよく観た光景とはまた違かった。
あのときはずっと遠くを観ていることが多かった。
この日は、上を確かに仰いでいて、最後耐えきれずにはけていった。

「火をつけるのが遅い」などとおっしゃっていた。
昨日も含めてそう言われたような気がして
いやあそれはお互いさまだよ

イルキメラもめっちゃ良かった。お客はみんな格好良いポーズをしていた。
事前に決めた格好良いポーズが物足りなくてアレンジまでしてしまった。
大阪生まれヒップホップ育ち、と歌うと、会場中が沸き立つ。大阪に住んでいない私でもとっても沸きだっていた。
総統閣下、というときのコミカルさと自信とそして照れが入り混じったあの空気がとても良かった。
会場を揺らしながら、視界が見えなくて(髪の毛で)、それでも見えるシルエットは、我らが総統閣下だった。
コスプレとしての総統閣下はもう居ないが、概念としてそれは居続けるのだよ。

12モンスターズはとっても楽しかった。へとへと~ってなってたのにまだまだいける気がしてうれしかった。さっきまで疲れてたのになあと思って。うれしかった。

最後のえんそくの最初もなんだったんだよあれは、なんだよ最高かな?
ガンダーラの狂い咲く春もめちゃくちゃ良くて
ジンのみなさんも一緒に出てきてくださったのだけど、るいさんの頭をガシガシしたりするやんちゃなお兄さんのあの優しい顔がたまらんかった。ぶうさんはあんな顔もするからずるいんだ。さっきまで「俺、ヴィジュアル系の表情してないだろ?プロレスラーの表情だろ?」って言ってたのに。
ありがとう、良い薬です。






山に登る

生きていたらまた会おう、と言って最近はお別れをする。
戦場だからなー
良いことも悪いこともたくさんあって、自信は無いから弱いおれたちだけど
屋上の鍵が手に入らなかったらドーナツ屋さんに行けば良い話でした。
中野も負けたくないです
バンドとしては勝てる気しかしないんだけど
私としては勝たなければならない戦いがもうひとつあるのでがんばります。
昨日まで、えんとらんすとかやーだーいく資格ないー胃がいたいーぴーーーってわめいてたけど
大丈夫