夜空の星さえかなわぬほど多くの

This is a 大計画3

9月24日 恵比寿LIQUID ROOM

・LIPHLICH
リキッドで観るリフリッチはなんて格好良いのだろう。
新衣装がすごく良くて、特に久我さんがすごいですね、
メガネと、赤い髪と、電子たばこのにおいにクラクラするねえ。
とても楽しくて満足だーってなったけど
なんだけど、すみませんえんそくが良すぎてすっとんだ。


・えんそく
大天使で始まったのだからしてもう今日は勝ちだなという気持ちになった。
こんなに仲良しこよしなくせしていつまでも高めあって戦っていられることってやっぱりすごいと思います。
勝ちに来てるんですよ、お互いに。
でも、戦争というかもうこれはプロレスだとおっしゃっていて、グッと来た。
「プロレスだって死人は出ますからね」。
本当にお互いを尊敬しているからできることだ。いつまでもこの計画は実行し続けるんだろう。
大天使からの少女戦闘員Mで、私は本当にワンマンのように楽しんだし、ぶう氏が「今日はワンマンのつもりで来た!」とおっしゃっていて、でも、ワンマンのようであったんだけど、まぎれもなく「This is a 大計画」だというのをふしぶしにこれでもかというほど感じたのでとても良かった。
笑ってあいさつ、ウェンディにもこんにちは!もちろん園児は倍のこんにちは!久々に「こんにちは!」というその狂気じみた始まり方だったのでうれしかった。ライヴで観る世界の墓地からこんにちはがだいすきです。ただじゃ死なないのがえんそくなんです。
丁度後ろが柵だったので、ちょっとスペースがあったのでもうあれだよね、ありったけの拳と頭を込めて、棺桶を叩かせていただきました。ありがとうございます。気持ちが良かった。
ああ…掌とても良かった。「仲間だから手を放すよ」って歌詞がすごいすきなのね、歌詞カードみて、すごいと思ったの、そのぶうさんの感性がすごいって思うの。手をつないだままじゃ走れないと歌うんだけど、今は、手がもげて血がにじむほどに強く強く握ろうとしてくださっていて、私たちはどうしようもなく、それに答えないと手は血で真っ赤に染まっていく一方で、だから同じ分だけ強く強く握り返す。私たちが、いえ私が、うまく握り返せるように、何度でも改造しようとしてくれている。
私も少しは握力が強くなっただろうか。
君たちなら掌の上から飛びだしていけるよね、でマリオ!横に長いと圧巻なのだろうな、いいなー上から観たいな。
親切な人が~のとこのジョイさんがカクカクしていてそれがとてもすきだった。彼のああいう壊れたようなとこにとてもV系魂を感じてすきだ。
知りすぎた身は本当につらい、で首に巻いたスカーフを口で噛むぶう氏。そのあと舌をレロレロと上に何度も突き出していた。
机上の空論は「ガベルマンになろうとしてやっぱりやめる運動」。手を高らかとかかげ…ムズムズしだすぶう氏、からのあれです、除霊の運動のやつです、あの動きよほど気にいっているんだろうか。私もすきです。バカバカしくってすきです。
墓地もやって、狂い咲く春もやって、センスが活躍してうれしかった。狂い咲く春の始め方すごくすきで、いつも再生ボタンを押すと、初めて買って来たその日に母の車の中でずっと聴いていたのがはっきりと思い出せる。あれはリフリッチとエリアでツーマンした日でしたよ。ああそうかだから私は無意識にバナナの皮Tシャツを選んだのかもしれない。
うん、なんかずっと新鮮なままの曲だからすきだ。センスがキラキラしているのをみて、うしろのお客にも綺麗だなあと思って欲しいなあと思った。うしろのお客さん、をよく意識するのだけど、今日はいつものそれとは違いますね、見せつけてやるというよりは、おもてなし感です。お見せしたいんです。
ワンマンのようなセトリなのに、581cのときが一番「This is a 大計画」だというのを感じた。
「えんそくとリフリッチが世界をぶっ壊す」のをいまここで、加担しているんだと思う。
扉が開いて世界が宇宙人の侵略によって壊れていたとしても、とっても困るけどうまく生きていけるように、彼は今日も歌うんだ、私に、私みたいな人に、ライヴハウスの端っこにいる人に、去りゆく人に、それでもどうしようもなく愛しているひとに、大阪にいる人に、ここにはもういない人に、園児では無い人にも、これから園児になる人にも。ひとりひとりに。
世界中のラヴソングが束になってもかなわないくらいに、それは愛にみちあふれている。

ぶう氏「あまたのミュージシャンたちがこのリキッドのダンジョンのような長い長い廊下を通ってここ(ステージ)まで来たのかと思うと、俺はもうこうだよね」
と言ってかっこつけてシャキッと歩いてカリスマのふりをする。

今日はこれからなんと打ち上げに行きます!と楽しそうにご報告してくださるぶうさん、とてもうれしいんでしょうね。とても良かったです。

セッションはアリスエクスマキナ
「そういえば言ってなかったけどこの曲AB一緒に再生するとひとつの曲になるんですよ!こいつら勝手に気付いて勝手に喜んでんの!今日これ初めて言った!」そういえば言及はしてないね。
久我さんもシャム双生児の曲でそれやろうとしたけどやめたそうです。
リフリッチに「ロボトミー」という曲があるそうですが、それ観たときぶうさんが「俺もロボトミーで曲書こうとしてたかんね!」と言っていた。「同じ世代で時を経てるとあるんだろうね、波が、バイオリズムがね」

久我さんがBを歌い、ぶうさんがAを歌う。すごくうれしい!これはすごくうれしいです。
「耳打ちしてあげよう」と歌う久我さんに耳打ちするぶうさん。
みんながみんななかよく演奏していてどうしようどこ観て良いのかわからないくらいボリュームのあるステージでうれしかった。
クラオカさん新井さんじょいさん、という贅沢な並びでギターを奏でている瞬間も良かったなー。

これから大計画14まであります!ってぶうさん言っていらしたけど13までしかない…?
今日も、3なのに「大計画4!」ってずっと言ってて、そのたびにすかさずクラオカさんが手で「3」を作るのが良かった。いろいろな指で3を作り上げていた。