手を繋いだらこの街を出て行こう

THE MAD[E]PARTY~終わらないえんそく~

7月17日 TSUTAYA O-EAST

瞳を閉じて、目を開ける
パーティの始まりは雑踏から始まる。
渋谷のどっかの裏側の「秘密倶楽部」に迷い込む。
「頭の中の世界をこの現実に持ち出す事が芸術の極みならば 夢こそが至高のアートだ」。

アリスAから始まった
これが夢への招待状だった
ひとつひとつをかみしめた。腕を振り上げるタイミング、花のとれたフォークの先。このうさぎ、という唇。
世界は「誰か」の夢だ、と言い放つヴォーカリスト

ブルーハーツ、最後のえんそくって続いて驚いた
でも、この2曲で、ああ今日はそういう日なんだ、っていうのが実感出来た。
楽しむしかない、ネジを外すしかない。永遠しか無い空間。

ボタンを押すコーナー
じょいが飛ばしていた。「アタシのスイッチ、ココ」と言って胸を指さす。
帽子屋に肩パンおみまいされてた。ありがとうございます。じょいさんに肩パンするぶうさんがとてもすきです。
みどさんの持っていたピンポーンというやつは、マイナスちゃんお楽しみ会の早押しクイズで使ってたやつと同じかな。
特効野郎[E]チームもとても良い仕事をしていた。でかい会場の使い方!

今日は「二つで一つの装置」が起動する日。ボタンを押しても、何も起こらない。

ゴリラ、まだまだ足りなそうだった。私も思った
足りないと言われないようにとても全力をつくしていた
この大事な日に負けるなんて恥だからな

えんそくメドレーも良い試みだった!
今日はきっとえんそくをよく知らないで来た人がたくさんいるから
えんそくの「変な動き」をたくさん見せられて満足!
横に長いからのりもの王もやりがいがあるんですよね。うれしかった。
「あれから十年が経った」でペン。
十年経ったうちのほんの2年ほどしか私は知らない。それでもしみじみとした。とても良い演出だと思った。

U.F.Oのぶうさんの表情がすき
たぶんぶうさんは、この動きが一番気に入ってるんだろう
大きな会場のときにU.F.Oが始まると、あの顔をする。「はっ」っていう顔。
この光景が見たくていつもやってんだろうなと思う。
「このまま死んでいくのなら」と、右手袋を脱いで首を絞める。

そのあとのMCはもうよく思い出せない全部すっとんだ。
ぶうさんが、かっこいいことをかっこつけて言い出した。
繋いだままじゃうまく走れないって言ってた人が「離さないから、離さないで」と強く言った。
右手を挙げた瞬間にわたしはもう「あの曲だ」と思ってだめだった
「焦がれていたあの物語」を今日本当にやるとは思わなくてだめだった。
「やぁ!」のあの愉快な音楽が流れる。会場から笑いが漏れる。私は目がにじんでいる。
「世界中の私」は、だって、そうだよ招待状をもらっているんだ。
「君の左手ボクラの右手」は、すごくすきな曲で。一生みることは無いと思っていた。
今日ですら、やらないと思っていた。だめでしょ泣くでしょそれ。
「えんそく」のライヴで「感動」して泣いたのはこれが初めてだ。すごく悔しい。くやしいしうれしかった。
休む暇無くバカをやって笑わせてくれる。手を離さないから離さないでくれと言う。
そのためのアリス・エクス・マキナという装置。
「永遠に続く春の園」にようやくたどり着けたのだ。

そのあとマキナだったのが、すっごく、すっごく良かった。この曲で正解。
私は笑顔満点で踊った。うれしかった。マキナがだいすき。

マスゲームのようなコドナチャダルド。
「僕は王様になりたい」。

ツンドラがやっぱすげーすき
あれはライヴですげーイチバン超狂えるから。うん、語彙力は気にしない。

マリオだったか、丘と言うときに、会場を、空を手でなでていた。
丘だった。
私はもうヘトヘトで笑い疲れていた。

時計仕掛けの神様!これは絶対やるだろうって思ってた。
全部開放できた。ありがとうございます。

ガンダーラでまさかの新曲
「象男ダダ・フィフィ」。歌詞まったく聴き取れなかったが
仲間はずれというようなニュアンスの言葉は聞こえた。
サビで叫んでいたのは、「フリー」だと思ったが、フィフィというタイトルだからフィフィって言ってたかも。ダダダダって言ってた気もするし。
そのタイトルから想像するに、自由なのは間違ってないとは思う。
サビはぶうさんじゃなくて他のメンバーが叫ぶ。
真ん中の人は、象のような動きをするだけ。良い。
終わった後「自由だー!」と叫ぶぶうさんをみて微笑むミドサンが良かった。
完成がとても楽しみだ。

「バンドマンは毎日が日曜日」。宇宙大天使土曜日が今日もとてもふさわしかった。
すごくうれしかった。

ガンダーラ2
「えんそく」は、世界線を自由に行き来できる。過去をさかのぼって時を超えることができる。
そんな感じの内容のポエムが流れる。
ボタンを押した映像が流れて、時がさかのぼっていく。
始まりの映像からまた始まって、メンバーがまた同じように入場する。
息を飲む。
うしろで流れるAと、舞台で繰り広げられるBが並列する。
機械は作動していたのだ。






ぶうさんは言う
一人に向けて歌っているわけじゃない。「皆」に向けてうたっているようにみせて、そうでもない。
君たち一人ひとりに向けて歌っている。
私に向かって歌ってくれているんだと、そういう気持ち悪い気持ちで聴いてほしい。
気持ち悪くあって欲しい。
とそう願っていた。


さてよ、次の発表が盛りだくさんで大変だ!
私はまたこうしてえんそくのせいで生きながらえてる。
[E]ASTの次はRE:KIDROOMで「蘇る子供部屋」とはかなり粋ですよね。そのセンス毎回脱帽します。

新しい世界は「悪夢」。
枝分かれする平行世界がひとつの大きな流れになる。
作動した機械で、我々は現実世界へ夢を放つ。
「悪夢のような奇跡を」!


とりあえず、新世界への入り口にやっと来たんだって、まだまだなんだって。
でも、「その日」は必ず来るから、ずっと「そばで」戦っている。
「笑う」でも「歌う」でも「踊る」でもなく、私は「戦う」スタイルでいきたいです。
「芸術家」ってのは常に何かと戦っているから芸術家なんだ。