LOVE&PIECE

オガワヤ、マイナスやめるってよ。

7月2日 新宿ZircoTokyo

去年の最初の頃はまだマイナスちゃんに良いイメージが無かったかもしれない。
2014年にはじめてみたマイナスは、それこそまさに「うるさいやつら」だとしか思えなくて。第一印象は最悪。
その日は、このバンドだけむりーって思いながら帰った。
なんとなくえんそくと仲良しなんだ、と思ってから気にするようになった。
ニュウラライザーでちゃんと聴いて、「見捨てられマン」で、ああマイナスってこういう人たちなのか、っていうのを知った。
今日はやってなかったけど、だから見捨てられマンは、はじめてちゃんと「マイナス人生オーケストラ」を意識した曲。


オガワさんが脱退するという実感全然無いな
マイナス人生オーケストラというバンドは、脱退やらなんやらを繰り返して、今に至るらしい。
私は、初めてみたときから今日の今日までずっとこのメンバーしか知らない。
「マイナス人生オーケストラは10月15日で8周年を迎えます。10月15日をもちまして凍結とさせていただきます。」
という発表があって、不幸自慢。
小川のせいで!不幸だねー!みたいなことずっと言ってた。
今日もとってもたくさん、ハルさんが小川さんにちょっかい出してた。頭をなでなでしていて、良かった。
凍結というの、びっくりしたけども、でもそれって今が一番良い状態だっていうことで、
次のベースが見つかるまでちゃんと活動ができないってことで、そう考えて、うれしいな、私は今一番良い状態の「マイナス人生オーケストラ」が観れてるんだ。と思った。


「凍結するけどすぐレンチン」という言い方がとてもハルさんらしくて気に入った。
高性能のレンジを用意して次を見せてくれるはずだ。

マイナスちゃんにはいわゆる推しが存在しない。あえて選ぶならゆっけさんかなーと思うけど、ライヴで見ていて楽しいのはやっぱりハルさん。一番おもしろい。あと虫さんもおもしろい。顔が見えない分動きでみせてくれるのが面白い。でもうしろだからあんまり見えないけど。
マイナスちゃんでやる横モッシュがすき。ステージがあちこち見れるから。
サラバ重力のサークルモッシュもすき。軽快だから。
ベントラーベントラーってできたのもうれしかった。今日は知ってるひとが両隣だったけども、前にベントラーってやったとき知らないひととお話しできたから、それも楽しかった思い出。

ああ、なんだっけどれだっけ。頭を振るときに、教祖が指揮棒やっていたの久々に観た。あれすごくすきだ。
オーケストラだもんね!って思うから。良い。

ハルさんって、どっかのタイミングでカチーンとスイッチが入る瞬間があるじゃない、あれがすきで
今日もどっかで、ラバ、シーラカンスあたりだったかな?でパツーンとスイッチ入ったのがうれしくて。目を見開いて客席を見ていた。

ハルさんがスイッチから帰って来て、ジュリセンをぶんぶん、笑顔で、多めに大きく振り回していたから、ああハルさんだなあーと思ってそれが良かった。

少女cyborgがすきなんですよ。
「少女は想う、また独りぼっち」と言うから、私はすごく泣きたくなった。
すごくすきな曲。
「また独りぼっち 私を置いていかないで
みんな、みんな、何処かへ行ってしまった」

マイナスの曲って、私と全然関係が無い。
いじめられたことも無いし。ゴスロリは着ないし。マイナスの歌う「闇」が私にはどれもピンと来ない。
「また独りぼっち」で機械の身体なのは、私の中のソレとは全然違うんだけど、でもやっぱり、独りだと歌われると、泣きそうになる。
それでもすごく曲や歌が良いなって思うから、それってとても良い音楽だっていう証拠なんだと思う。
私の中に無いものをちゃんと伝わるように歌ってるってことは、良い音楽、ってことでしょ。

ゆっけさんとオガワさんによる漫才。ほぼほぼゆけさんしかしゃべってなかったけどすごく面白かった。
ゆっけさんの「家おかん」と言う、家でのゆっけさんのお母さんの真似が面白かったし、ゆっけさんのお母さんは小川さんのことがとてもすきらしくて、オガワさんってそりゃあ他人のお母さんに好かれるような人だよね!って思う。
ゆけさんのナチュラルな怖さみたいなものが垣間見えて良かった。
家おかんにあんたまた耳にチャラチャラつけちゃってー、と言われたオガワヤさんが「かっこいいやろ?!」って言ってたのが良かった。
あと、すごく良い顔して「オガワヤ!」って言い放つゆっけさんが非常に楽しそうで良かった。

ゆっけさんがクールにギターを弾くのがすき
クールなんだけどいろんなものがにじみ出てて良い。最初のほうのギターソロで、ガッ!ガッ!って感じでギターを弾いていたときすごく格好良かった。

愛と平和の死者をみんなで合唱するの、ゾクーッとして素敵だった。

アンコールで幕が開くと、真ん中に小川さん、下手にベース持ったゆっけさん。上手にギターの生虫さん。ドラムに教祖。
小川さん「拳くださあい!」って言ってて、笑っちゃうけどかわいくて楽しかった。
ギターの虫さんがとても!良かった。

最後の最後は自爆妄想!すごくうれしかったな、あれは良い。
ニュウラライザーの大阪でこの曲初めてみたとき、大阪でホームということもあってか、東京で見た時と感触がちょっとちがかったんですよね。マイナスっておもしろいんだなーって思って、そのときとても印象に残っていたのがこの曲で、ずっとあれやらないかなってよく思ってたからうれしかった!あのとき後ろから見てて、キラキラした子たちが前にわーわー寄ってって。フロアの真ん中がスカスカで。それを観るのが楽しかった。
今度は自分が、わーわーの中に入ってて、おもしろいね。それがとってもうれしかった。
ののしるのは、死ね!じゃなくて小川!だったっけ?


私たちは明日から「ドドスコ」ができないね、打点を高くできないんだね。全然実感無いね。
って終わった後話してた。ドドスコが出来ないね、って、メンバーが居なくなるときに話す内容じゃないよね笑
あの笑顔がもう見れないのかー、って思うんだけど全然実感無いな。凍結までの間に観る機会がふんだんにあるんだけど、私はそのときどういう気分になるんだろうな。全然想像がつかない。

「小川が居なくなっても彼の魂は永遠にマイナス人生オーケストラに取り付いています!」
死んでないけど笑
この明るさが、マイナス人生オーケストラ。



良いこと言ってる。ぬるっとしたマイナスはやだもん。
でっかくなってホカホカの解凍が楽しみです。



「マチコは、俺であり君でありボクラの仲間だ!」

私はどっちかっていうとえんそくが歌う「空虚」に魅せられたひとだからなーって、マイナス観ながらえんそくのこと考えてた。
そんで、小指の歌のことを思い出してまたあああってなった。ジルコだったからかな。
「私の何を愛していたの?」、ってとこ

最近はよくマチコのこと考えてる。マチコっていうと私は最初に火星田マチ子さんのこと思い出すよ。宇宙人だし、そっから来てるのかなって思う。

みのりさんはちょっと混乱してたみたいだけどお話しできて良かった。
ライヴハウスのはじっこにいるような子とお話しできるのがうれしくて、いつも話しかけたくなっちゃうんだよね。

10月はフェイズでえんそくちゃんが!観れる!うれしい。すごくうれしい!

明日はえんそくちゃんが都内でビラを配るらしいので待機。配るのは、ビラだけなのかな?