私は今 生きている

「狂い咲きハルマゲドン」十日目 大阪 ~少年少女再起動実験~

1月23日 心斎橋VARON

目を閉じて、目を開ける。そしてまた閉じる。それを何度でも、輪廻のように繰り返す。
「アイドルやバンドマンは夢を見させる仕事だと言いますが、俺たちはむしろ自分たちが夢を見ている側だから!」
その楽しくて仕方の無い夢を、こうして現実に持ち込んで我々に提示する。
笑えばいいじゃんと、半ば強引に前へ。

えんそくの根本は、「笑顔にさせる」ということかと思う。
私が知っているえんそくは、本当に本当にほんの一握りの時間でしかないけれど、CDを聴き、過去のブログを読む限り、その根本はやっぱり変わっていないように思う。
十年何十年経っても変わらない何かを持ってるのがえんそく。

さて今月のテーマは「少年少女再起動実験」。
歯車というのは、かみ合わなければ回らないもので
そうかこれは実験か、と思う。装置を起動させるための、再実験。
終わらない春に向けて物語が新しく動きだしていくことを実感している。

「狂い咲く春のはじめ方」はそんな今に本当にぴったりの曲だと思う。
そんで、ほわほわしていたら、怒られた。
会場中みんなほわほわしていたと思う。大事なのどを使って怒らせてごめんと思う。
それに答えないとと思った。ギアの上げ方はもう以前とは合わないことを知る。

1999年のブルースくるの早かった!すごく聴きたくてうずうずしていたからうれしかった。
どこにいるんだといつも言うけど、昨日は単純にみながほわほわしすぎていたから言われてしまった感あった。
ここにいるし!って思ったしこのままでは負けてしまうと思って気合い入れた。

ブルーハーツあたりで、
「俺たちの青春であるえんそくにそんな気合いで挑むんじゃねえ」みたいなことおっしゃっていた。
テンション上がるし気合い入ったからほわほわもだんだん抜けてきていた。
「大阪!だーいーすーきー」になってた。


茶番は、他人の夢の中に入る装置のお話。
ウシノシタ団は冬眠した。
冬眠して、都合の良い楽しい世界を、「夢の中」で作ることにした。
今日は、悪夢を見続ける「少女」の夢の中に入り、楽しい気分にさせるため、装置を起動する。
夢見る少女のジョー子ちゃんは42歳。夢の中では永遠に17歳。
繰り返し飛び降り自殺の夢を見ている。そのループを止めるためにウシノシタ団がやってくる。
スカートを手でたなびかせて、風の強い屋上(?)を表現するじょさん。
ミドさんには「ほら、今流行りのなんとかヘラじゃない?」って言われてしまうし、
ぶうさんには「いかにも暗そうだよ、幽遊白書の同人誌ばっか読んでるんじゃない?!」
と言われてすかさず「幽遊白書の悪口は言わないでください!」とつっこむじょさんの素早さに狂気を感じます。
いかにも暗くてモテなそうだからイケメンに言われたらいちころだということで、クラオカさんの出番。
クラオカさんは自分で自分のこと「色気のかたまりですよ」みたいなこと言ってらした気がする。
クラ「おじょうちゃん、かわいい」
じょ「えっ…そんな…わたし」
クラ「…かわいい」
ぶう「大丈夫?!あいつあれしかバリエーションなくない?!任せて大丈夫なの?!」
クラ「かわいい、かわいいよ」
じょ「やだ私そんなこと言われたこと無いから…」
揺らぐじょの心
クラ「おじょうちゃん、かわいいね、デートしよう!おごりで!」
じょ「おごりかい!ひゅ~(飛び降り)」
クラ「グチャ」
~BAD END~
なぜかクラオカさんが「グチャ」を言ったので面白かった。
あいつは駄目だと言って次はミドさんが説得しようとする
ぶう「お前で大丈夫なの?どっちかとゆうと死へと追い込むタイプじゃない?!」
ミド「たしかに、でも、やってみる」
たしかにて!笑った
台詞は忘れたけど、頑固一徹って感じで挑んだすえに「かつおぶし、かつおぶしがあるよ」
とミドさんが言って、じょさんが異常にかつおぶしに反応してミドさんの腰からかつおぶしを奪ってパクパク食べ始めて、愉快だった。じょは完全にかつおぶしに夢中だった。
ぶうさん「かつおぶしはかつおぶしだけで食べちゃいけない…!豆腐などに…豆腐などににかけて…!」
と言ってじょからかつおぶしを奪っていたのが最高に良かった。食へのこだわりを感じた。


「ししゃもパワーX」の振り全部すきだな!
頭を極限まで振りまくるということの楽しさを七日間戦争で覚えてしまったので、私はこれから大変です。
今月の無料配布はなぜか解説ついていた。歌詞ちょっと思ってたのとちがかった!
母は、ししゃもが異常にすきなんだけど、なんとなくわかる気がするしそれはすごく正しい気がする。
かけるはやっぱり「×」だった

のりもの王最近よくやってくれる気がする。楽しいよね、ばろんは横長だしね!
朱色1号はなんか久々な気がした。
朱色は最初、歌詞がそんなにピンと来なかったんだけど学校へ行こうのときいいなーって思って
それからいいなーって思ってる。
ひとりぼっちの世界を終わらせる何か、
からのMACHIKO→TDL→U.F.Oの流れが美しい

MACHIKOはじまるときに
「ここにいるまちこちゃんたち全員離さねえ!」みたいな感じで言っていて、きゅんと来たけど
やっぱり私はまちこちゃんでは無いから、いったんまちこちゃんの気持ちになってから、それからキュンとしといた。
うーん、我ながら複雑!笑
小学生の私だったら、あるいはマチコだったかもしれない。他人とちゃんと向き合えるひとはマチコだよ。
だから今の私みたいなのはねー、狂い咲く春が響くんだなあ
今こうして「やりたいことなんてあるわけないねー」って笑いながら未来の手帳を東急ハンズで眺めながら時間をつぶして、そして笑ってライヴハウスに向かうようなそういう日常があることに面白味を感じている。
そういうことを楽しいとか面白いとかうれしいとか言えることにすらうれしいと感じているからねえ。
他人からみたら私は常に自由にやっていたようにみえるのかもしれないけれど。
空虚ってのはなかなか見えづらいものなのかもしれないね。
だから「空虚」をオーラとして出せる人は凄まじい殺気というかパワーを感じてしまうよね。


TDLはえぐられてしまうんだけどやっぱり「そばにいてください」と言われるとはいはいって挙手したくなるんだけど、
そんなことを、そんなことを苦しくせつなくわざわざ歌わないといけないぶうさんがやっぱりくるしいから
TDLは命削りながら狂気のミッキキになりきって聴くしかないんだこれからも。

そこからの、「U.F.Oが来るまで」がここにあるのがすごく良い
「UFOの振り付けってすごい楽しそうだね!」って昨日初めて言ったミドさんは今までじゃあどう思っていたのかな!すごいなミドさんは、と思った。
この動きやっぱ最強だと思う。最初からぶうさんは「すごく気持ち悪いね~!」って言いながら気に入っていたものね。
それがアルタ前で発揮されたの心地良かったし、私も昨日は自分でやっててまたじーんとした。気持ち悪い代表について来て良かったなあと思った。UFOはいつだってどこからだって、狂い咲いてやって来る。
ぶうさんの表情がすごく良いんだよね、真顔というか、「変な踊りをおどっている」というただそれだけの瞬間というか。それでいて電波を受信しているから、心がどっかにぽんと置かれている、そんな表情が観れるからすきな振付だ。
この血を全部、のところは、いつも手首や首をかっきる動きをするじゃない。その潔さが綺麗だなといつも思う。


そんで世界の墓地!身体の全部を使って棺桶を叩くのがだいすき。
自分でもそれがすきだし人が思い切りやっているのをみるのもすごくたぎる。
どこでもいいからなんかもうとにかく頭を振るのもだいすき。

掌の上の街もやった…!
この歌の手の感触も特別すぎてだいすきだ
なんか、掌とか堕落道来ると客がわっとわくじゃないですか。いいよね。キターッとなるよね。
ひとりでCDで聴くにははみだしすぎているもんね。
迷わず走るのはひとりだけれど、手をつなぐために走るわけですからね。


ああこの辺のセトリの上がり方半端ないなー
バンギャルラもすごく力入れた。
「頭もげるまでヘドバン」しないとおうちに帰れないよーって思ってね!
まあ、もげてないから一生おうちには帰らないけどね!一生えんそくしてるね!
それでぱやぱやをやるじゃないですか…そんなんみんな「はっ…!」ってなるじゃないか
それみてぶうさんうれしそうだったよしてやったりという顔で
とてもうれしそうに、笑うように歌っていた。歌詞も間違えてまたそこでも笑っちゃってさ
しあわせかよ
夢見て笑ってばっかりいる
ぱやぱやは大事な曲だからうれしいよ。みんなやっぱり、良い夢がみたいんだよ。


ぶうさん統制による王国を建国するコドナチャダルド。
ごみを分別しない国家の設立。人間には毒を浴びせ、地球をいたわる優しい王様。
「王様は俺だ」的な、「俺の言うことを聞け」的なこと言ってはじまったような気がする。
コドナはあそこ手扇子かなーって思うんだけど半々というか、
気分的に拳のときと手扇子の時と両方しっくりくるときがあるかなあ。
絶!は間違えませんからね!
コドナは3つにわけてむづかしいかと思いきや、ただずっと魚やら釣り人やらやってるだけだから実は入り込みやすいやつだなって思うよ。

ツンドラやらないと思ったらやったのでうれしかった…!
ツンドラは始まると気持ち良くてバキバキにキまる感じがする。すべてが、狂った笑いに変わる感じがする。
最初のヘドバンのとこもとても気持ちが良いんだよ。
振りが全体的にいじめか!と思うんだけど、限界突破はしたいよねー、たぎるよねー。
「仰せのままにくるくるとまわれ」にパッ!と入るとこがすごくすき。
いやあ手があがらないこと!びっくりするよね!根性であげたけど前が見えなかったよたぶん、へとへとでうれしいよ。
ツンドラがライヴで聴けるようになって本当にうれしい。

最後は、「宇宙大天使土曜日」。
いつまでも、真っ白になれる曲だな。特別な曲だな、
って、えんそくには特別な曲が多すぎるんだけどもね。

ガンダーラは最後のえんそく。
もうへとへとのはずなのにフロアはキラキラしてた
しゃがむところで、本当に綺麗に、友人の弔いのように拝んでいた方がいてなんかそれが良かった。

そして最後の最後がゴリラの丘だった!
ああなんか久しぶりな感じがした。
ゴリラでやる拳がいちばんすき。足腰使って、全体を振りあげる感じで。
拳というより、体側という感じかな!笑
最後ほわ~っと全体から手があがって、遠くをみて「ずっと待ってる」というぶうさんはいつも綺麗だ

どっかで、「いい加減目覚ませよー!」って煽り方していて
ボクラと一緒に夢をみようって言ってるのに覚ませって言ってて面白いなーと思った。

のどのことはいつも極力かきたくないんだけれど
昨日もちょっと全体で苦しそうで、
そういうときは祈るしか出来ないけれど、みんなして祈ってると思うから、きっと大丈夫。
ホントにほんとにそれしか出来ないから全力で楽しむしかない。

最初あれだったけどみんないいかんじに魂はみ出してったと思います。
へとへとです。
七日間はなんだかんだいって曲数少なかったもんなーってツンドラやりながら思いました。
ぐっすり眠れた。


ぱやぱやとまちこでしたね。
少女地獄変でした。
さてさて、
来週は少年かな?581cフラグかい?


1月無料配布CD「ししゃもパワーX」

めっちゃ格好良い…!そしていろいろなひとのいろいろな声がする!そしてぶうさんほぼ歌ってない!笑
この謎の音質はなんだろう、クラオカさんの感性のたまものだろうかね。
音が広がっててすごい
ライヴのときの「格好良い…!」っていう第一印象をちゃんと入れ込めてる感じで良い