このまま夜が明けるまで

ART POP ENTERTAINMENT PRESENTS【YEAR END FESTIVAL☆2015-2016】

2015年12月31日から2016年01月01日 渋谷DESEO

楽しい最強最高なライヴをした。
すべて忘れちまえ!と叫んでいた。
「そこのお前、お父さんの名前は…?…忘れちまえ!」
「そっちのお前、兄弟はいるか?名前は??そんなもん全て忘れちまえ!!!すべて!すべてだ!!」
うん 忘年ってそういうことじゃないね!

「イン・ザ・マリオワールド」で始まった!!
私はこの曲はじめてきいたときは実はそんなに印象がなかったんだ、印象が無いというと語弊があるな、なんというか、たのしいなーみたいな、そういう普通の感じだった。
きけばきくほどスルメというか、深みが加速している曲で
これをね、1曲目にやってくれるの、すごくうれしかった。

「とってもマッケンロー」では
ぶうさんが、お客様に向かって「おいちょっとそれ貸せ」とおっしゃり、
お客様から、何かの物体を拝借して、それを装着なされました。
そう、メガネです。黒縁の大きめなメガネです。あの、あの、ありがとうございます。
ピンポイントにありがとうございます。ガクガクして立っているのがやっとでした。
あたまあたまあたま~!って言われながら私は頭をぐわんぐわんさせながらやっとのことでヘドバンしていました。よれよれでした。ぶうさんは、しばらくメガネをかけて歌っていらっしゃいました。
メガネをかけているぶうさん、そう、これはまさに俺得というやつです。ありがとうございます。
手をつなぐところで、大変申し訳無いのですが、どうしても、どうしても耐えきれなくて、手を離してまでも、私は、ハートを飛ばしました。耐えきれない。ぶうさんがメガネをかけていらっしゃる。ありがとう良い薬です。今年やり残したことはこれでもうすべて無くなりました。ありがとう。ありがとう。
そしてしばらくしたら、「これ伊達じゃねえかおしゃれぶりやがって!」と言ってポイとメガネを捨てていらして、最高でした。伊達、駄目絶対。ありがとうございます。
そのあと「うるせえメガネ踏み潰すぞ」とも言っていらした。ああ…あああ
2015年分の愛を全部込めてハートを飛ばした。
ハートを飛ばす、という行為、私はあまりしない。たまにするけれど、あまりしません。
ハートは、軽率に飛ばすものではありません。真心を込めて飛ばすものですから。告白みたいなものですから。放課後に体育館裏で飛ばすものです。
全身の神経を、指先に集中させるのです。「凝」でみたら念のオーラがそこだけに集中しているはずです。
そういう重い行為なのです、私にとっては。
まあ振りの中にあるやつとかはまた別ですけど。はい。

「581c」は……、というか581cて!そこぶっこんでくるとか、何だろう、もう、…もう!みたいなやつですよね。
581cという曲は、多くの園児にとって、とても、「特別」な曲だと思うのです。
私の581c、俺の581c、という感じです。そう、「私の581c」と言わせてくれる曲だ。
でも、それぞれの「581c」なのだ。そう思うと、私はちょっと、なんていうか、くやしいって思うんだけど、自分だけのものではないって思うと、くやしいって思う、ライヴで聴くと。でも、その分すっごくキラキラしちゃう。淡い黄色にすべてをゆだねるような曲。線があいまいになって、溶けてゆくような曲。ライヴで聴くとそういう感じ。CDで聴くときはもっと青みががってクリアになっていく感じなんだけどなー、面白いなと思う。私は、そういう感触を受ける。
3つ数えて目を開けるとハッピーニューイヤーだ!
え、ここ高田馬場でしたっけ?みたいな、ワンマンの中盤みたいな、もうそういうテンションでした。
なんだ、なんだよ感動する。

「狂い咲く春のはじめ方」は、扇子が無かったのか、ぶうさんは大きなリボンを振っていた。
「でも足りやしなくて」と言う歌詞が、みるたびに加速している、いつもすごくくやしそうに歌う。
きっと、耳から種は確かに入っていると思うんです、ただ発芽するタイミングがちょっと遅いってだけで。そうに違いない。

僕の青春はえんそくだというようなことを言って、「ブルーハーツ」!
オタクゴタク並べて帰宅!
さわやかさがあったな今日は、なんかこう、突き抜けた感じだった。この曲の中の二人の関係がどうとかっていう域のその上にある確かなものを歌っているような感じがして、すごくグッときた。
うまく言えない。ああもどかしい!愛だ恋だじゃ一切無い、本当に「青いもの」をきっとえんそくは持っている。

そして、今年最後にえんそくの曲をみんなに演奏できることがとてもうれしいです、というようなこと言って「最後のえんそく」だった。
最高だった。
これをライヴで聴くとき、温かな居場所かあ、と最近はよく思う。
そういう場所を探していたことすら私には気づけなかったのだ。そうかあ、と思う。
温かな居場所かあ。
今年はえんそくの年だった、来年もそうだろうけど、それが、私だけじゃないと良いな。
ぶうさんは、知らないお客さんが楽しそうにしてくれる瞬間を目ざとく見つけては、いつもめいっぱいに喜んでいる。ガッツポーズをする。
私はもうあなたたちに、初めて拳をあげてくれたお客さん、をしてあげることは出来ないけれど、その瞬間を増やせるように愛しまくることは出来る。
最強のえんそくはまだまだ続くぜ。浮かれていられない。
ありがとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。


2016年に初めて会話をしたのは物販のお姉さんでした。
いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
顔を覚えてもらっていてちょっとうれしかったけどまあいつも行ってりゃ覚えますよね。
チェキでぶうさんが出ないと、「ああ~」っていっしょにくやしがってくださるのうれしいよ…

あと今日はクラオカさんの髪型がつのが4本になっててナイスでした。
かにかな!カニさんかな!!


帰りの電車はてっきりあると思っていたら、JRはずっと運転しているようなんだけれど私の乗るやつはもう終わっていたので途中まで行ってからおかあさんに迎えに来てもらった。
実家暮らし最高というエピソードでした。
高尾行きの電車は割と混んでいたよ。

あけましておめでとう。

新しいこの星で、新しい自分に

去年の今頃の私。

ふふ、正夢かな。
今年はどうかな、これから眠ります。
くたびれちゃってベッドで寝転んで誰も知らない遊びでも思い描く。
おやすみなさい。