追ってきてくれるのなら ずっと待っている

「狂い咲きハルマゲドン」九日目 大阪 ~Like a SHOOTING STAR~

12月26日 心斎橋VARON

都合の良い夢の終わり
「イン・ザ・マリオワールド」ではじまるとき
「皆で」と言ってくれたことがうれしかった
4人ではなく、ここにいるみんなで。

「もっと上の方まで」というのは
希望と絶望が入り混じった言葉だ。
「もうおうちには帰りたくないや」という希望と、
「おうちにはもう戻れない」という絶望。
でも、今回の「ツライなあ」は、いつもよりずっと輝いていた。

「流星雨」は、何かをなつかしむような気持ちだった。
しばらく聴けないかもしれない。

「愛の流星」は、東京でも大阪でも
「そんな人がいない」と2回言った。
「そんな恋」はしたくないらしい。
「恋だの愛だの」ではなくもっと「いいもの」を提示しようとしてくれていたように思う。
「みんな」のために。


45になるジョー子おねえさんの愛した男は皆死んでしまう。
私が、USJやDancers.がじょーずに楽しめなかったのは、そのことで頭がいっぱいになってしまったから。

えんそくには珍しく、セックスの描写が入る
風呂に入るじょに対して、「好都合だぜ」と言って風呂に突進していく緑山
どいつもなんだか別の生き物みたいに。
Joe子と「愛し合った」男はみな死んでしまう。
最後には、愛する男と一緒に病気で死んでしまう。
一緒に、かどうかは果たして分からないけれど。
1人ぼっちでだとしたら絶望的すぎる。


「U.F.Oが来るまで」ですきなのは
「このまま死んでいくのなら」という歌詞で、それをほかでもないぶうさんが歌ってくれているということが最も重要である。
私は、「改造」されて、「どうにか笑って」待つくらいは出来るようになったのだと思う。
その部分を最初聴いたときは全然ピンとこなかったもの。
でも、ただ待つことしかまだ出来ないのだと思う。


総統閣下が夢から覚める。
蘇らせる側のはずが、ぐうぐう寝ているのは自分で、なんだか台詞がかった頼りない、けどどこか頼りになる仲間たちが、どうにかして総統を起こすのだ。
ここで初めて「世界の墓地からこんにちは」の真の力が発揮される。
起こされた総統のまずする仕事は、ここにいる皆、雪に埋もれた戦闘員達を起こすことである。
「棺桶を叩け!」

そこからの流れはもう感動ものですよ
蘇った仲間たちと「最後のえんそく」を「Yes!But!堕落道」まで落ちて落ちて
どこまでも一緒に落ちて。
惡道へと突き進むのだ。
堕落道とても気持ちが良かったんではないか
「だけど」の力強さが段違いであった。


私の「七日間戦争」への意気込みは多分「みんな」のそれとはきっとちょっと違う。
みんなのだいすきな「ウシノシタ団」の復活がうれしいのではない。
私はウシノシタ団が怖いのだ。その熱量が今までのどの「世界線」のそれよりも強いことを知っているから。
すごくとっても気持ちが良いんだろうって絶対わかるから。
だから絶対にこの七日間は1ミクロも見逃してはいけない。
10年分をすべて背負っているのだ。1年分の私の力で対抗するのにはものすごいエネルギーが必要だ。
そしてこの「ウシノシタ団」という形が、もしも最終形態になってしまうならば、怖い。
目的は「死ぬまで生きる」ことだから。
戦争が終わった頃「足りない何か」を手にいれましたと言うのだろうか。
それは良いことなのかどうかわからない。

「ゴリラの丘」の最後でぶうさんはかならず「みんな」の顔を確認して、うなずく。
とても良い顔でうなずく。確認するのは「1人1人」ではなく「みんな」の顔なのだと思う。
あの瞬間に顔を「確認」されたことが私は一度も無い。
確認する必要が無いからだ。最初からちゃんと楽しんでいるものの顔を確認する必要は、はなから無いのだ。
それを含めた「みんな」のことを確認しているぶうさんはどれだけ客席の端から端まで見ているのかと思うと恐ろしい。
だからあの瞬間がすきなんだと思う。

だから先週はあんなに気分が落ち込んだのだと思う。


「1999年のブルース」のひとつひとつがしみ込んできておっそろしかった。
聴くたびに怖いくらいに響いてくる。何度聴いても発見があるから怖い。

「宇宙大天使土曜日」で、ぶうさんは確かに何かをつかんでいた。
怖いくらいの笑顔で。
あの瞬間、狂気と狂喜が渦巻いていた。
「何」をつかんだのかは誰にも分からない。


みな、どこにそんな熱量を隠していたのだというほど
総統閣下の目覚めに狂喜乱舞していた。
「少女戦闘員M、踊る。」がさみしかったのは
その熱量がみんなの中にずっと隠されていたという事実だった。

ぶうさんがずっとなにか足りないと思っていることはなんとなく感じ取っている。
それでも毎回最高のライヴをしてくれているのも事実だ。
ありがとう。
何かをずっと迷って、探しているんだろうと思う、私はそれを見ているのがすきだ。
獣のモノサシでつくったレプリカバンドには絶対に負けたくないのはよく分かる。
10年やった先が「丘」だったことにイラついているのかもしれない。
私はそれで良いと思う。その「丘」ですら、どれだけ良い光景かってことをちゃんとみせてあげたい。
だから我々も、気合いをもっともっと入れなくてはと思うよ。
どんだけ高い山目指してんねんと思うけれど、常にみえない先がある状態がうれしいのだ。
どきどきワクワクまるで遠足の前夜ね
いや……これがまだ前夜でしかないのだとしたら相当やっべえ

ぶうさんは完璧ではない。だからえんそくがまだまだ遠足の途中でいられるのだ。だからすきなのだ。
のばすべき足がまだまだあるのは最高のしあわせではないか。


総統閣下は目覚めた。夢から覚めるのにはまだちょっと早いと思っていた。
この先の残りの12か月連続ワンマンを考えるとまだもう1段階展開があるかと思うが
タイトルというのは不確定要素で、都合の良いこじつけマンがあとから何度だって塗り替えてくるから分かったものでは無いし
ハコブネがいまさらかえってくる可能性だってもしかしたらあるかもしれないしね。
まあそんなもの誰にも分からない。
この物語は常に流動的だ。それは分かっている。
ただ、「都合の良いもの」としての「夢」でかたずけられるのはちょっとしっくり来ていない。
なぜウシノシタ団は「夢」に逃げようと思った?
あと、私は世界線の解釈をびみょうに間違っていたようです
「Xth SINGLE」って表記とか。
いろいろ考えてみるけど私にはまだちょっと要素と頭が足りないかも。
誰も教えてくれないなら考えるしかないじゃない!誰よりも多く考えないとたどり着けない自覚があるから。
10年ってそういう時間だし、私は回りくどく、恐ろしく丁寧に考えないと何にもたどり着けないから。
私には何も無いから、だからこそえんそくに費やせる時間は多く取れるぞ。頭がそれでいっぱいだ。考えることしか私には出来ないのだ。
うん、えんそくはこれだから、すきすき大好き!超愛してる!

「たとえ一時退却したとしても 何度だって帰ってくるぜ!」


惡のミカタであるぶうさんは、「僕のミカタは皆だから」とおっしゃっていた。
星への願いは届いたのだろうか。
九日目は、「Like a SHOOTING STAR」ってタイトルだったはずですから。

君の好きになったえんそくがどんだけヤバイか一緒に見せつけてやりましょう。

ときめいてⅩ代

このブログ書くのに4時間くらいかかってる笑
無料配布の「愛の流星」も、ようやっと聴けた
良い部分が多すぎて書けません省略。

ああ忘れていた
今からごはんをたべるよ。
そして少し眠る。