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薄い壁を一枚、
厚い壁も一枚、
そういう日常を生きていて
移動手段を持った瞬間
変わっていく空間を
土足で入っていくようなこと
それが分からない人が多いのだ
幼い人は犬とじゃれながら
それを土足で何度も…
空白の日記を
誰かの机に忍ばせるような感じ
私はいつからこんなにくだらなくなったのだという質問
お答えする義理は無い。