精神
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: DVD
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淡々と描く。それゆえに何か物足りなさがあるように感じるが
しかしドキュメンタリーとしては大変良いと思う。
「精神病」そのものにスポットを当てたわけではないので
人々のドキュメンタリーとして、正しい。
上映終了後の患者たちは、
もっとつらいもの、感じていることを伝えたいという気持ちになっていて、
そう思うこと自体に意味がある。
つらさというものを伝えられない悔しさなどを、特典映像で患者は語っていた。
それそのものに意味がある。
私の感じていた物足りなさとはそういうものもあったのかもしれない。
まだちょっとしか歩み寄れてないのにという気持ちがある。
カーテンの布はまだまだ長い。
また、「もっと見たい」という気持ちもあった。