忌談
- 作者: 福澤徹三
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 文庫
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怪談といえば、徹である。
福澤徹三の怪談はいつだって信用できる。
ありのままを語ってくれる感じが好き。
あとナチュラルに「友人の元組長が…」とか言い出すあたりが良い。
今回は、幽霊系だけでなく、嫌な話、不可解な話等もあり、好みだった。
「茶碗の中」
別格良い。
三角形のメモというのが良い。
また、心霊でもなし、何がなんだか、何も分からないところが良い。
若干、「超とっちゃんぼうや様」を思い出さなくもない。
「NGホテル」
キ印系の話かと思いきや心霊。
サイズのおかしな霊というのが私は好きなのかもしれん。
「無人街」
夢感。
静かな夢感あるのに、しっかり現実なのでゾッとする。